岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2022年 8月号

自然環境に配慮した道路整備 』- グランドセル砕石舗装工法 -

沖縄県の石垣島は東シナ海と太平洋を分かつ南西諸島の島々のひとつで、沖縄本島からは400kmほども離れた国土の西端に位置します。その陸地面積の1/3近くが「西表石垣国立公園」の区域に指定され、風光明媚さと独自の文化の魅力で毎年多くの観光客が訪れています。
 の島の北東方向に細長く伸びているのが平久保半島で、地元石垣市では同地域の貴重な自然環境を観光や体験学習等に活用するため半島東岸を縦断する「平久保半島エコロード」の整備が進められました。  

同道は牛の放牧場などを縦断する延長13.7kmの市道で、以前は台風や大雨で未舗装路面が浸食を受け車両通行が困難になることも度々でした。その不便の解消を図りつつも可能な限り自然破壊を避けるため、ガードレール等はなく道幅を車1台が通れるものに留めているほか、アスファルト舗装は用いず、岡三リビックのグループ会社沖縄リビック提供による「グランドセル」を必要に応じて路盤に敷設する形での整備が行われています。
グランドセルはハチの巣状の構造を持つジオシンセティック材で、展開した空隙部分に砕石を充填し転圧することで拘束補強効果を発揮して、通過車両の荷重を分散しつつ轍掘れの発生を抑える丈夫な道路を構築することができます。

現在、全区間のうち明石から平野までの約10.0kmの整備が完了し、地元の人も観光客も普通車両で不安なく通行することが出来るようになりました。  沖縄リビックと岡三リビックは自然との共生に配慮した商品、さらにはSDGsに照らした様々な商品を皆様に提案致します。

工事概要

施主
石垣市役所
工事名
平久保半島エコロード整備工事
施工会社
(有) 砂盛土木、(株) 南西工業
商品名
グランドセル(ジオセル) G100MP=4,000m2

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2022年8月号 PDF版

両面壁で処分場の容積拡大 - トリグリッド -

小豆島は瀬戸内海では淡路島に次ぐ大きさであり、本州や四国と橋梁・トンネル等で繋がっていない島としては瀬戸内海で最も多い約2万5千の人口を抱えています。
 産品のオリーブ園、渓谷美で知られる寒霞渓(かんかけい)や海水浴のビーチなど観光資源にも富んでおり、毎年多くの観光客が島を満喫しています。
そうした離島という環境下においてゴミの問題は極めて重要で、島内の2町、土庄町と小豆島町ではその減量やリサイクルに常に取り組んできてはいるものの、最終処分となるゴミについて既存処分場の容量が限界に近い状態となっていることから何らかの対策が求められていました。  

そこで小豆島町においては、海岸べりに現存する「徳本地区埋立処分地」をより立体的に土地活用する方向で改修を実施、その工事において当社のトリグリッドが採用となりました。

同処分場は海に面した斜面上にありますが、この海側半分に補強土壁を設置して容量を大きくかさ上げするのがその計画の主眼。堤体はトリグリッドを用いた両面壁となっており、海に向いている外側は塩害対策仕様であるポリエチレン被覆タイプの鋼製壁面材(トリパネル)を使用しています。また処分場内各所の盛土補強にもトリグリッドが用いられているなど、改修計画の実施に大きく寄与しています。

工事概要

施主
小豆島町住民生活課
工事名
小豆島町一般廃棄物最終処分場 貯留堰堤締切等工事ほか
施工会社
(株) 竹本組・香川舗道(株)
商品名
トリグリッド 21,962m2
トリパネル  1,686m2

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