FRP 製の格子形状の受圧板をのり面工として補強材の頭部で固定し、補強材の引張力を利用してのり面崩壊を防止する切土補強土工法です。
客土等を吹き付けることで、従来の法面工では困難だった全面緑化が可能です。
- 工法の属性
- 【機能】 地山・切土斜面補強
【用途】 道路/山岳
商品の特長
のり面工低減係数はμ =0.7 〜1.0
切土補強土工の法面工として地山の変形に追従でき、かつのり面工低減係数は、0.7 〜1.0 を有しています。
養生不要で速やかな施工
現場吹き付けコンクリート工法に対し、養生期間が不要です。また、軽量、強靭なFRP 製なので施工が容易で大型重機も不要です。
大幅な工期短縮
切土補強土工の施工が終了した箇所から設置できます。また、逆巻き施工の場合に掘削作業の待ちが少なく、大幅な工期短縮が可能です。
腐食の懸念がない
FRP製であるため、酸性土壌、その他によって腐食する心配がありません。
安定品質
品質管理の行き届いた工場製品のため、品質が安定しています。
現場加工可能
加工が容易であるため、現場で部分的に使用目的に応じて切断加工が可能です。
種子を保護
従来工法と比較しても、客土の厚みを確保できます。しかも格子形状のため、《小さい植木鉢》の役目を果たし外部の温度差から種子を守り、植生を定着させます。
自然植生を促す
格子内の客土が雨水によって流出しにくく、周囲の種子を受け止めることで、周辺環境にマッチした植生を促し、全面緑化が可能です。