岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2025年3月号

しまなみ海道・大三島のインフラ更新
- ライナープレート小判形 -

かつて瀬戸内を縄張りとしていた村上水軍の拠点が置かれていた愛媛県の大三島。いまはその風光明媚さで人気の高い瀬戸内海の観光ルート「しまなみ海道」の一部となっており、毎年多くの観光客が訪れています。
一方、この島が橋で中四国と繋がるようになる以前には島の名所・大おおやまづみ山祇神社への玄関口となっていた宮浦港周辺はこの恩恵には預かれず、交通インフラの更新も進まない状況となっていました。そこで島を周遊・滞留する観光需要を喚起できる環境を整えるため、老朽化施設の改修計画が順次進められています。

港にほど近い宮浦本川を渡るここ「宮浦大橋」も、設置から40年が経過し老朽化対策が必要となっていたため補修工事を実施。橋脚を根元まで掘削する際に、仮設工事として「ライナープレート小判形」を適用しました。ライナープレート小判形は、岡三リビックが都市部の掘削工事用としてその開発と導入に関わり規格化された歴史ある資材。豊富なノウハウで関連工事をサポート致します。

ところで、大三島には村上水軍の娘・鶴姫の伝説が残されており、宮浦の「鶴姫公園」にはその立像が立っていますが、実はこのモニュメントもかつて岡三リビックが製作・設置した実績です。
岡三リビックは、様々なアイテムとアイデアを揃えご要望にお応えします。

工事概要

施主
今治土木事務所
工事名
宮局第2号の1(地)宮浦港 港湾局部改良工事
施工会社
株式会社小村組
商品名
ライナープレート(小判形)
t2.7 x 4,300 x 13,000 x H=5m

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2025年3月号 PDF版

大型商業施設の根幹を支える貯留槽
- ジオプール工法 -

群馬県太田市では、長期的なビジョンとして中心市街への機能集積と郊外のまとまりをバランスよく配分した明快な都市プランを念頭に様々な開発を進めています。そうした計画のひとつが市北部の「丸山地区」です。
当地区は北関東自動車道にほど近い利便に恵まれ産業団地の集積も進んでいる一方で、これまで日常生活に密接した施設に乏しく、地元からは商店等の進出が熱望されていた場所でした。そこで4.8haほどの土地を土地開発公社が整備ののち民間企業に売却。ホームセンターや食品スーパー、フィットネスジムなどが並ぶ一大商業拠点が2023年の末に完成しました。

この開発にあたっては流出抑制施設として約5,000m3規模の雨水貯留槽も敷地内に整備され、これに岡三リビック納入の「ジオプール工法」が採用されています。
ジオプール工法は再生オレフィン系プラスチックを用いたユニット構造の貯留槽で、貯留効率を高めるために93~95%と高い空隙率を持っていることが特長です。
また構成部品1個当たりも3~5Kg程度と軽量なため組立て作業に重機等が不要で、接合も専用ジョイントパーツをはめ込むだけと施工が容易。人力で1日当たり200m3の施工が可能で、養生期間が必要な現場打 ちコンクリートなどに対し工期を大きく縮減することができます。
本計画においてジオプールは屋外の駐車場下に埋設されていますが、道路一般に相当する「T- 25」の耐荷性を確保しているため、建築工事中の大型工事車両の往来にも問題なく対応しています。

貯留型もしくは浸透型かの用途選択も可能なジオプールは、都市雨水対策に大きく貢献します。

工事概要

施主
太田市土地開発公社
工事名
丸山地区商業用地開発事業 造成工事
施工会社
岩崎工業・石宝共同企業体
商品名
ジオプール工法 4,976m3

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