ARISライナー工法

農業用水の埋設管更生工法

ARISライナー(Agricultural Resin Impregnated Sheet=農業用樹脂含浸シート)は、農業用水路専用の管更生工法として開発されました。
外圧・内圧管路(パイプライン)を非開削で更生することを目的とし、長距離施工及び急勾配施工を可能にしました。
独自の温水シャワーリング硬化システムの採用により、均一でムラのない硬化を行います。
NETIS登録 QS-200055-A
技術名称:ARISライナー⼯法(⾮開削管更⽣⼯法)

下水管更生用 SW ライナー工法はこちら

工法の属性
【機能】 維持・補修
【用途】 維持・管理

工法の特長

更生材料の板厚(既設管径の1~3%)が薄くても十分な強度を発揮します。

流水断面を最大限に確保しながら流水抵抗を最小限に抑えた継ぎ目のない管路へと更生します。

新設時を上回る通水量を確保します。 (流速係数 C=150 または 粗度係数 n=0.010)

しなやかでたわみ性があり、耐震設計に優れた柔構造管路となるため、 安全・安心な送水機能の維持を 実現します。

温水シャワーリング硬化システムにより、管内部を満水にする硬化方法に比べて使用水量を50~90%減らすことができます。また、均一な加熱硬化でムラなくCIPP(現場硬化管)を形成することができます。

水平管路はもちろんのこと、サイフォン管路、急勾配管路などでも施工可能です。多種多様な実績から、現場に合った施工手法を提案させていただきます。

  • 水平管路

  • サイフォン管路

  • 急勾配管路

円形はもちろんのこと、馬蹄型、楕円に変形した管のような特殊形状でも施工可能です。ただし、管更生の形状は円形として設計対応いたします。

  • 円形の既設管

  • 馬蹄形の既設管

  • 変形した既設管

      

ARIC(農業農村整備情報総合センター)登録 0292

適用事例(適用条件)

用途 外圧・内圧管路(パイプライン)、道路横断管、鉄道横断管、河川横断管、 推進管など、開削工法が適用できない区間
構造形式 自立管、ライニング管
工法分類 反転工法、形成工法(引込工法)
管径 Φ100mm~Φ1,800mm
施工延長 1反転当り最大 500m(条件による)
管種 鋼管、鉄筋コンクリート管、陶管、鋳鉄管、塩化ビニル管、FRPM管
内水圧 1.0MPa(設計内圧)
構造計算 ・土地改良事業計画設計基準及び運用・解説 設計「パイプライン」
・農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル(パイプライン編)(案)

概要図

温水シャワー硬化システム

更生管の構成

実績例

長距離施工

斜面配管 反転施工状況

コルゲートパイプ 施工状況

施工状況

反転工

硬化養生工

管口仕上げ方法1 パテ仕上げ

管口仕上げ方法2 内面バンド

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