岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2022年 6月号

法面崩壊を迅速施工で復旧 - テラセル擁壁工法 -

新名神高速道路は、三重県四日市市から兵庫県神戸市を結ぶ延長約150kmの高速自動車国道です。現在は滋賀県の大津ICから京都府の城陽ICまでの約25km区間の工事を残して供用が進んでおり、近畿圏の新交通網としての経済効果を発揮し始めています。

この起点である四日市JCTにほど近い桑名市内の高架下において、降雨による法面崩壊が発生。現場は高等学校の通学路にも近く高架のすぐ脇に駐輪場などの施設があることから早急な復旧が求められていました。
そこで採用されたのが岡三リビックが提案した「テラセル」による段積み擁壁です。テラセルはハニカム状に展開した帯状部材に現地発生土や砕石などの様々な中詰材を適用しこれを拘束することで安定した法面保護を実現します。コンクリートを用いないため養生期間を必要とせず、狭あいな場所でも人力で容易に施工できる軽量部材とも相まって、災害復旧のような一刻も早い着手を求められる工事に好適です。

展開状態のテラセル

その材質は高強度ポリプロピレンのため耐塩害に優れ、法面先端まで振動コンパクタで転圧が可能なため、締固め不足による壁面変形の心配などもありません。

中日本高速道路の管内ではこれまでも様々な形でテラセルが用いられており、安全な道路環境の維持に役立っています。

工事概要

施主
中日本高速道路株式会社
工事名
新名神高速道路のり面補修工事(2.25KP)
施工会社
中日本ハイウェイ・メンテナンス( 株)
商品名
テラセル(3セル) 287m2
H250mm×L2800mm×B900mm

PDFでご覧になりたい方はこちら

2022年6月号 PDF版

ブロック積みより簡単な現場打ち擁壁用パネル - ラクパネ -

● 2.5t/m2 のコンクリート側圧に耐えるパネル強度
● 軽量性・重機不要の人力施工(800 × 400 × 30mm 約20kg/枚)
● ガイドによる上下パネルの簡易な接合作業
● 型枠解体作業を排除し工期短縮に貢献
● 結合位置の自由度が高いため傾斜カーブの追従や乱積み意匠が可能
● リングコネクターにステンレスを採用 剥落への耐久性を確保
● 塩害対策など耐久性を考慮した製品を用意

高い施工性によりブロック積みと比較して作業効率を大幅向上、全体工期を約11%低減します。
(施工面積約4.7m2想定)

パネル表面は、「美しい山河を守る災害復旧基本方針」(国土交通省水管理・国土保全局)で目安とされる輝度標準偏 差11以上・明度6以下を満足しています。

任意の位置でパネル配置が可能!

PDFでご覧になりたい方はこちら

2022年6月号 PDF版
ページトップへ