徒然月記

岡三リビックの広報誌「岡三マンスリー」の編集者によるコラムです。
徒然なるままに、多ジャンルの様々な事柄に関する雑学的知識が綴られています。

2024年度

残った日本語

ちょっと驚いた。日本国は特に公用語を定めていないのだという。ほぼ日本語しか使われていないため、法制化するまでもないということだそうだ。一方で、世界で唯一、日本語を公用語に含めているのが、東南アジア・パラオ共和国のアンガウル州だ。パラオは太平洋戦争後も少なくない日本人が生活していた関係で日本語が根付いており、現地語にも多くの単語が浸透している。

〈現地語化した単語の例〉
・アリガトウ(有難う)
・ダメ(駄目)
・ベントウ(弁当)
・ブロシキ(風呂敷)
・ツケモノ(漬け物)
・ダイジョウブ(問題ない)
・アジダイジョウブ(美味しい)
・オカネ(お金)
・オツリ(お釣り)
・アツイ(暑い)
・ヒドイ(激しい)
・ショウガナイ(しょうがない)
・メンドクサイ(面倒臭い)
・コマッテル(落ち込む)
・センキョ(選挙)
・シンブン(新聞)
・デンキ(電気)
・カンケイシテル(関係がある)
・ツカレナオス(酒を飲む)
・アタマグルグル(混乱する)

ただ、日常的に日本語で話す家庭はアンガウルにはもういないという。

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