岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2023年 1月号

軽量盛土で軟弱地盤に新バイパス開通 - EDO-EPS工法 -

新潟県阿賀野市
福島県いわき市から新潟県新潟市へと至る国道49号は、太平洋岸と日本海岸とを結ぶ地域の主要幹線道路です。
しかしそのルート上、新潟県阿賀野市を抜ける区間は、一日2万台に迫る交通量を抱え、その幅員も狭いことから恒常的に渋滞が発生、交通事故も多発していました。また阿賀野市の中心市街を通過しているため、交通騒音等、生活環境に与える影響が問題視されていました。

これらの問題を解消し通過交通の緩和を目指して整備が進むのが「阿賀野バイパス」です。同道はまた、市域が広く接する一級河川阿賀野川に万が一氾濫等が発生した場合を想定した高盛土構造とすることで緊急輸送道路として機能することも念頭に置いた設計が盛り込まれています。

そのルート上のうちJR羽越線を越える跨線橋部前後の盛土には、岡三リビック納入の超軽量盛土工法「EDO - EPS工法」が採用されています。EDO - EPS工法は通常の土砂やコンクリートの約1/100という軽量さで、地盤改良が難しい沖積層の軟弱地盤対策としての盛土重量の低減を実現しています。

阿賀野バイパスは昨年12月4日に延長8. 1kmのうち5. 4kmが部分開通。地域の利便向上が期待されています。

工事概要

施主
国土交通省新潟国道事務所
工事名
国道49号阿賀野バイパス
施工会社
株式会社廣瀬
株式会社福田組
大日本土木株式会社
小柳建設株式会社
商品名
EDO-EPS工法 21,410m3

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2023年1月号 PDF版

シンプル施工と目視確認で橋梁保全 - 超薄膜スケルトンはく落防災コーティング -

群馬県高崎市
群馬県高崎市は、市内にある長さ15m以上の道路橋についてその設置年数を調査。その結果、築50年を経過するなどで老朽化・劣化しているとみられるものは現時点で10%前後であり、当座のひっ迫した危険度は高くないものと見積もっています。しかしながら10年後、20年後を見据えた場合、その比率は40%にまで上昇することが明白であるため、できる措置は積極的に進めこれからの維持管理コストを下げる方向での戦略を進めています。
そこで重要になるのが、予防措置そのものに加え、事後での点検のしやすさです。

こうした需要に向けた商品として岡三リビックが提供しているのがコンクリートのはく落対策と表面保護を兼ね備えた「スケルトン防災コーティング」です。
従来、同工種は不透明な材料でコンクリート表面を被覆するものが多く、躯体に異常をきたした場合、被覆を広範囲で撤去しなければ異常箇所の特定ができませんでした。
そこで採用されたのが「MBSクリアガード」をガラス連続繊維シートに含浸させることで高い透明度と強靭さを両立、水蒸気透過性にも優れた「超薄膜スケルトンはく落防災コーティング」。施工後もコンクリート表面が透けて見えるので、クラックや躯体表面の変状が容易に目視確認でき異常箇所の早期発見と必要部分だけをピンポイントで再補修を行うことができます。

工事概要

施主
高崎市役所
工事名
城南橋補修工事
施工会社
株式会社川崎工務店
施工規模
135m2

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