歴史あるため池の幹線水路を改修 - ARISライナー工法 -

愛媛県西予市の「関地池」は、県下第2位・100万トンの貯水量を誇るため池です。寛永21年(西暦1644)築成と歴史も古く、昭和37年(1962)にアースフィルダムとしての工事が行われ現在の周囲約2.4kmの大きさに拡張されました。
4月上旬には約500本の桜が咲き、秋には紅葉が溢れる観光スポットとして県民にも広く親しまれています。
関地池を水源とする幹線水路についても整備後60年近く経過し、老朽化が著しく改修工事の早期着手が必要となり、その一環として国道下の埋設管の改修が行われることとなりました。しかし地域の重要な交通路に支障を与えず埋設管を更新するのは一筋縄ではありません。
そこで用いられているのが、勾配や屈曲のある管でも容易に現場硬化管(CIPP)を形成することのできる「ARISライナー工法」です。
ARISライナー工法は、温水で更生管を形成する工法のなかでも「温水シャワーリング硬化」と呼ばれるもので、内部を温水で満たす必要がなく、かつ勾配路などでもムラのない仕上がりを可能にしています。一反転作業あたり最大延長500m(施工条件による)の継ぎ目のない管路が形成可能なため耐震性にも優れ、薄い板厚と低い粗度係数とも相まって高効率な管路を実現します。
工事概要
- 施主
- 愛媛県八幡浜支局農村整備課
- 工事名
- 水保関(2)第 1 号 サイホン管補修工事
- 施工会社
- 株式会社大塚組
- 商品名
- ARISライナー φ450×L83.9m φ450×L130.5m
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