岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2023年 2月号

長大のり面をグランドセル® で保護 - グランドセル® -

青梅市は東京都北西部に位置する人口14万人弱の近郊都市です。丘陵部に広がる住宅地の中心を縫うように多摩川が流れ、豊かな自然環境に恵まれた有史以来の歴史を持っています。
そうした住宅群に供給される上水道網の施設のひとつ「根ヶ布給水所」の再整備の一環として、眼下を通る都道(成木街道)との高低差が20m以上にもなる丘陵地のり面の災害防除を図ることとなり、高密度ポリエチレン製のジオセル「グランドセル」を用いたのり面保護工法が採用となりました。

同工法はグランドセルを緩勾配ののり面に沿ってハニカム状に展開しそこに発生土や砕石を充填することで表層の侵食を防止する構造。紫外線・凍害に対して優れた耐性を持ち、柔軟性があるため地盤に変形が生じてものり枠自身の破壊はありません。
また部材が軽量でコンパクトな為持ち運びしやすいなど、厳しい条件であっても施工を容易に進めることが可能です。

グランドセルはこうしたのり面補強だけでなく、擁壁・路盤補強・マットレス・落石衝撃緩衝など多岐に渡った用途で提案が可能な商品です。

工事概要

施主
東京都建設局 西多摩建設事務所
工事名
道路災害復旧工事 (2 西の1) 根ヶ布
施工会社
株式会社多摩組
商品名
グランドセル® 7,040m2

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2023年2月号 PDF版

高品質で迅速なトンネル施工へ - インバートコンクリートの長期養生工法「キュアロード」 -

トンネルの底面を支えるインバートは、トンネル構造の安定性を長期にわたって確保するための重要な構造部材の一つです。
そこで、高品質なコンクリート施工を実現しながら工期を大きく短縮することができる工法が「キュアロード」。高い保温・保水性能を有する養生マット「うるおんマット」をインバートコンクリート全面に敷設した後、軽量で耐久性に優れた「エスレンブロック」を仮設路体に工事車両の通行を促すことで、他工程を進めながらコンクリートの長期保温・湿潤養生を行うことが可能となる工法です。
< NETIS 登録 HK-200019-A >

「キュアロード」は、五洋建設(株)・積水化成品工業(株)・早川ゴム(株) そして岡三リビックの4社による共同開発です。岡三リビックは常に建設現場の質をより高める様々なアイデアを模索し、その実現に尽力しています。

1.
インバートコンクリート打設後、うるおんマットを人力でコンクリート全面に敷設。

2.
うるおんマットの上に、インバート形状寸法に合わせたエスレンブロックを人力で設置。

3.
エスレンブロックの保護と輪荷重の分散を図るため、上面に敷鉄板を敷設。

4.
養生完了後、敷鉄板・エスレンブロック及びうるおんマットを撤去し、次スパンへ転用。

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