クリスタルジュエリー工法

錆進行抑制防水型蛍光クリア
樹脂防食塗装システム

「クリスタルジュエリー工法」は、透明性を持つ特殊クリアシリコーン樹脂塗料により、橋梁等の鋼・ゴム・コンクリート構造物躯体の目視調査と長寿命化によるLCC向上を実現します。腐食の多い桁端部や支承部にも3種ケレン程度の素地調整で長期防食効果が期待できます。
NETIS登録番号:CB-220023-A

クリスタルジュエリー工法の施工メリット

腐食(サビ)しにくい。腐食が進行していても、侵食の抑制ができる。
ゴム、コンクリートの保護にも。

透明性樹脂塗料により視認性を確保し、正確な目視点検が実現。
劣化・変状の早期発見と経過観察が可能。

塗布したことをブラックライトで確認できるので施工管理が容易に。
1液なのでヒューマンエラーを抑制。

優れた防食の性能と維持管理の簡略化等により、ライフサイクルコストの最小化を実現。

クリスタルジュエリー工法の施工イメージ例と塗装構造図

●主な適用箇所
支承(鋼材・ゴム)、桁端部、橋台コンクリート部、鋼橋脚部根巻、桁部・フランジ等の上塗り塗装後のオーバーコート等

  • 施工中

  • 施工後

駆体面上に撥水性に優れた化成被膜と特殊シリコーンを主成分とした強靭なシロキサン結合の塗膜を形成することで、長期に渡り腐食因子(水分や塩化物)やオゾンの浸潤を防ぎ、一般環境から塩害環境まで重要構造物の鋼・ゴム・コンクリートへの防食効果が期待できます。

  • 1. 施工前

  • 2. 金属溶射施工後

  • 3. ブラックライト照射

  • 4. 施工後

ゴム面、モルタル面、金属溶射後に本工法を施すことで、耐塩害性を付与し、 防食性の向上が図れます。

●塗膜構造図

シリコーン樹脂は、結合の主骨格となるシロキサン結合(Si-O-SI)と各種有機基が結び付くことで、多くの特性を発揮します。シロキサン結合の結合力の強さにより酸化しにくく柔軟で優れた透湿性を持ち、耐候性や耐水性、撥水性、耐薬品性(耐塩害性)、電気絶縁性に優れています。

構造物用のブラックライト照射発光型クリア樹脂塗料を開発

下塗り・中塗り・上塗りの特殊クリアシリコーン塗料は、UVライトを照射する事で各層ごとに鮮明な蛍光色が確認できるため、施工管理上の塗り残しや塗布量不足を防ぐことができます。

工法の属性
【機能】 防食塗装
【用途】 鋼橋、ゴム、コンクリート

工法の特長

1.耐薬品性に優れ、飛来塩分や塩カルの蓄積に耐える事ができる塗膜を形成するため耐塩害性に優れています。

2.鋼構造物塗替塗装において素地調整工は3種ケレン程度の処理で金属溶射やRcー1塗装系に並ぶ防錆力を発揮し長期防錆が可能となっています。

3.ケレン後の鋼材面やメッキ面に直接塗布する標準塗装仕様の他、C-5塗装系や、Rc-1塗装系や錆転換型防食塗装の仕上がり面に施す事も可能となっています。

4.歩道橋の階段と通路との隙間など、塗装が施しにくい隙間防錆塗装が対応可能となっています。

5.鋼材、ゴム、コンクリート面に施工が可能なため、鋼材腐食を生じやすい他部材との境界部の防食性に優れています。

  • 鋼材:
    再腐食を抑制し長期防錆が可能
  • ゴム:
    オゾン劣化を抑制させる事が可能
  • コンクリート:
    沓座モルタル等の中性化予防。超撥水型の弾性塗膜を形成するため、ひび割れに追従し防水性に優れます。

そのため支承を含む桁端部や添接部の他、根巻部等に有効性を発揮致します。

6.透明塗膜を形成するため、点検時に塗膜上から目視で下地状態を確認できるため、橋梁点検における生産性の向上に繋がります。

7.透明塗膜の塗装では各工程の管理が困難でしたが、ブラックライトを当てる事により各層が異なった色を発色するため、工程管理が容易で品質の確保に優れています。

8.本工法の商材は1液型塗料のためヒューマンエラーを生じ難くなっております。

品質性能

●腐食性

JISH8502、JISK5600複合サイクル試験(120サイクル)を行い、3種ケレン程度 の素地調整で溶射相当の防錆性能を発揮。

●耐候性

JJISK5600キセノンランプ法を用いた促進耐候性試験(2000時間)を行い、光沢保持率100%を発揮し期待耐久年数100 年を確保。

●変形追随性

変形追随性試験にてJISK6251 NRゴム及びCRゴムに塗布した試験体を250%×5回以上引っ張り、割れや剥がれを認めず。

●耐オゾン性

オゾン劣化試験にてJISK6251 NRゴム及びCRゴムに塗布した試験体を96時間オゾンをあて、割れや剥がれを認めず。

*掲載内容出展元:クリスタルジュエリー工法協会

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