岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2026年10月号

ひろでん高架 軽量盛土(EDO-EPS工法)で地下広場に配慮

ひろでん高架 営業運転の様子

JR広島駅前
2025年8月、被爆から80年の節目を目前に、JR広島駅前が大きく変貌を果たしました。
老朽化した駅ビルの建て替えを契機として、従来は駅前どまりだった路面電車「広島電鉄(以下「広電」)」がスロープを介してJR広島駅のコンコース階まで乗り入れる形へと改修がなされ、新幹線や在来線の改札口から同一階での容易な乗り換えが可能に。従来に比べ大幅な利便の向上を果たしました。
駅前をオーバーパスする構造への変更により、広電はラッシュ時間帯でも道路交通や交通信号に煩わされずに停留場を発着できるため、定時運行にも大きく寄与しています。

しかし、この新設路の計画は決して容易ではありませんでした。駅前には既存の地下施設があり、橋脚で高架線路を支える形式にするとその地下空間が柱列により大きく削られ てしまうこと、また橋脚によらず盛土で構築する場合であっても大きな荷重が地下構造に影響を及ぼすこと が想定されました。
そこで採用されたのが「EDO-EPS軽量盛土工法」。土砂の約1/100の重量でありながら十分な強度 を持つEDO-EPSブロックは、これまでも軟弱地盤の道路盛土や鉄道駅のホーム拡幅など様々な交通施設 で用いられてきましたが、鉄道の営業路線の路盤への適用は極めて稀な事例となります。

ひろでん高架の施工図

具体的には、巨大なU字溝のようなコンクリート構造体で路盤の外枠を成し、その内部には1m間隔でコンクリート柱を打設して路盤を支持しつつ、可能な限り全体の軽量化を実現するために隙間なくEDO-EPSブロックで埋めていくのが主な工程となっています。
また施工には岡三リビックグループ会社の岡三シビルが当たっており、迅速な施工に貢献しました。

工事概要

施主
広島電鉄株式会社(広島市工事の施行受託者)
工事名
広島駅南口広場の再整備等における駅前大橋線橋りょう等新設工事
施工会社
大林組・広電建設・広成建設JV
商品名
EDO-EPS工法 2,200m³

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プレーリードッグの巣穴を見てみよう!
- 開園100周年 小諸市動物園 -

人工岩ロッキーステージで再現した巣穴

開園100周年 小諸市動物園
長野県小諸市の「小諸市動物園」は1926年(大正15年)の開園。動物園として県内で最初、全国でも5番目の古さとなるこの施設は、コンパクトな中にも展示する動物種を広く揃え、身近な動物園として地元に 長く親しまれています。
特に今年は開園100周年の節目に当たることから、これに向けたリ ニューアルや新展示の導入など様々なアップデートも段階的に計画され、より魅力的な空間を目指した努力が重ねられてきました。

新展示として導入する動物はチンチラ、アルパカ、そしてオグロプレーリードッグ。このうちプレーリードッグについては展示にもひと工夫が加えられ、よく知られている立ち姿を見せるための草原風の空間に加え、その裏側となる地下の巣穴を模した迷路状の通路をガラス面沿いに作り、普段見られない姿を見せるような工夫がなされています。

小諸市動物園のオグロプレーリードッグ

オグロプレーリードッグ

その造形は岡三リビックが「人工岩ロッキーステージ」の技術で施工。 飼育員や設計者と打ち合わせを重ねましたが、展示の見栄えを考慮しながらもプレリードッグ自身の安全にも考慮する難しいものでした。というのも、本来巣穴はただの土ですが、ここでは穴が崩れない前提でありつつ、高低差のある部分などで怪我をしないよう材質や通路幅などには細心の注意を払う必要がありました。

工事概要

施主
小諸市役所
工事名
令和7年度新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金) 事業小 諸市動物園第二期エリア整備工事
施工会社
株式会社堀越建設
商品名
ロッキーステージ

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