東京湾岸の物流を支える補強土壁
- 多数アンカー式補強土壁工法 -

東京都大田区 南海橋
「南海橋」は東京都の湾岸部、首都高1号羽田線及び都道日本橋芝浦大森線が「ガスミオ運河」を越え平和島と昭和島を結ぶ橋です。直近に位置する平和島ジャンクションが日々2万7千台の交通量を抱えるなど臨海部の重要な物流インフラの一端を長年にわたって担ってきました。
この都道の既存の橋について、昭和41年に架けられて以来のものとなっていたことから耐震性不足の懸念が生じており、架け替え工事が実施される運びとなりました。
この橋はA.P.(荒川工事基準面)8.1mの桁下高を確保するよう設計されているためその橋台取付部はスロープ状になっており、ここには「多数アンカー式補強土壁工法」の両面壁タイプによる盛土が採用されています

多数アンカー式補強土壁工法は日本の風土に合わせた国内開発の補強土として40年以上の実績を重ねている工法。岩ズリから砂質土まで幅広い中詰め土に対応して安定した盛土を形成することができ、補強材長も比較的短く済むことが設計上のポイントです。
都市部から山間部まで、多数アンカー式補強土壁工法は、様々なロケーションに適用可能です。
工事概要
- 施主
- 東京都港湾局東京港建設事務所
- 工事名
- 南海橋取付道路建設工事
- 施工会社
- 真柄建設株式会社
- 商品名
- 多数アンカー式補強土壁工法 514.8m2
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神話の里に相応しい河川景観へと回帰
- 人工岩ロッキーステージ -

宮崎・高千穂町
天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が降臨し「水の種」を落としたとされる湧水「天真名井(あめのまない)」。この日本神話ゆかりの地を抱えるのが宮崎県北東端に位置する高千穂町です。
この天真名井が面する一級河川五ヶ瀬川の支流・神代川(くましろがわ)は増水対策のためこれまで直線的なコンクリート三面張りで固められていましたが、「神話の里」に相応しい景観をとの強い要望が地元住民から寄せられていました。
そこで河川空間再生を主眼とした「かわまちづくり」による地域計画が立案され、九州大学などと連携したワークショップがスタート。様々な議論とスケール模型による水流実験を重ね、コンクリート張りされる以前の昔懐かしい蛇行する川の姿を延長約250mにわたって再現することとなりました。この改修で重要な役割を担ったのが岡三リビックの人工岩「ロッキーステージ」です。


ロッキーステージは、CFRC(炭素繊維強化セメント)を素材に用いて人工構造物を岩質の造形で覆い、自然な風合いの景観を実現する技術。既に30年以上、日本各地の景勝地などで実績を重ねています。
当現場においては、近傍の自然のままの川の岩質を参考にしながら数年がかりの工事を実施。川遊びが楽しくなる飛び石状のせせらぎ空間へと結実しました。
工事概要
- 施主
- 宮崎県西臼杵支庁
- 工事名
- 神代川河床工事(複数年度)、神代川護岸工事(複数年度)
- 施工会社
- 甲斐土木造園株式会社
中央建設株式会社
冨高工業株式会社
株式会社興梠建設
高千穂土木株式会社
株式会社竹尾組 - 商品名
- ロッキーステージ 1,358m2
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