岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2026年9月号

保育園駐車場下に雨水貯留槽
- 雨水貯留槽 ジオプール -

雨水貯留槽ジオプールの施工現場

高知県土佐市
高知県土佐市では、運営する児童施設について児童の減少や施設の老朽化、そして南海トラフ地震対策など様々な観点からの課題を抱えており、その対策が求められていました。
その解決のために、3つの保育園の統廃合とそれに伴う津波浸水区域外への移転を想定した計画が策定され、令和6年から用地の造成工事が開始されました。

その工事に当たっては、大地震を想定し強固な液状化対策を施すほか、集中豪雨対策として雨水貯留槽を設置。児童施設として不用な事故を発生させないために貯留槽は地下水槽式とすることが求められ、耐荷性が高く駐車場スペースを有効利用できる雨水貯留槽「ジオプール」が設置されました。500m³を越える貯留量を確保しています。
ジオプールは容器包装リサイクル法の適用を受ける再生プラスチックを原料に用いた組立式の貯留槽です。
軽量でシンプルな構造により現場打ちコンクリートによる貯留槽に比べ大幅な工期短縮を実現できます。また空隙率93~95%の貯留性を確保しつつ長期荷重(T-25)にも対応しています。

雨水貯留槽ジオプールの施工位置図

ジオプールの施工中には見学会も実施。市長や市役所各課からだけでなく、高知河川国道事務所やコンサルタントの方々も参加する盛況なものとなりました。

工事概要

施主
土佐市役所
工事名
令和6年度土佐市立統合保育園敷地造成工事
施工会社
有限会社共伸建設
商品名
ジオプールAE-1工法 575m³

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行動展示の新施設に崖地を再現
- 人工岩ロッキーステージ -

人工岩ロッキーステージで再現した岩場

北海道・旭山動物園
マヌルネコは、ヒマラヤを中心とする中央アジアの山間部に生息するネコ科の肉食動物です。-50℃にもなる寒冷な地域に棲むため厚い毛で覆われた丸い体つきは、600万年前からほぼ変わっていないといわれています。
非常に警戒心が強く獰猛で、体の大きさこそイエネコとそれほど変わりませんが、動物園などではより大きなネコ科の猛獣に近い扱いで接するといいます。
病原菌が繁殖しにくい高地で活動しているため免疫力が低く飼育が難しいともされており、その意味で元々寒冷で生来の環境に近いといえるのが北海道の旭山動物園です。
その旭山動物園において、マヌルネコの展示をより充実するための増築工事が昨年より進められ、この春にようやく一般公開となりました。

旭山動物園のマヌルネコ「グルーシャ」

旭山動物園のマヌルネコ「グルーシャ」

新たに加えられた空間には生息地ヒマラヤを模した岩肌の崖や、身を隠すための草地など、動物本来の活動や身体能力をわかりやすく見せる「行動展示」という工夫が盛り込まれています。
この概念は国内では旭山動物園が端緒とされ、「動物の生き生きとした姿を見せるにはどうしたら良いか」という飼育員の試行錯誤から生まれました。例えば当展示にあるように動物が人間より高い視点に立てることは、動物が安心して過ごせる環境づくりの一環だといいます。
岡三リビックはこの岩の再現に「人工岩ロッキーステージ」を提案。人工岩は見た目を本物の岩のように見せながら、より自由度の高い空間を構成できる景観工法です。スケール模型の段階から園の方々と意見を交換し、現地でも骨格となる発泡スチロールのボリューム感を調整しながら全体を造形していきました。

工事概要

施主
旭川市役所
工事名
旭山動物園マヌルネコ舎増設ほか工事
施工会社
新谷建設株式会社
商品名
ロッキーステージ

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