徒然月記

岡三リビックの広報誌「岡三マンスリー」の編集者によるコラムです。
徒然なるままに、多ジャンルの様々な事柄に関する雑学的知識が綴られています。
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2022年度

犬が取り持つ「冷戦の米ソ」

2022.05

 人類が史上初めて宇宙飛行を成し遂げたのは1961年、旧ソ連のガガーリン飛行士によってだった。しかしその成功は、「宇宙飛行犬」の貢献あってこそのものでもあった。

 ガガーリンに先立つこと約4年、ソ連は世界初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げ欧米諸国は驚きと警戒感をもって受け止めた。そのショック冷めやらぬ数か月後には早くも「ライカ」という名の犬が2号に搭乗し、世界初の宇宙飛行犬となっている。
 残念ながら彼女(ソ連の宇宙犬は皆メスだった)はロケットのトラブルにより命を落としたが、5号に搭乗した「ストレルカ」が地球を18回も周回した末に生還を果たし、これ以後は何匹もの犬が宇宙体験を成功させた。

 ウィーンで開催されたある晩餐会で当時の米大統領夫人ジャクリーン・ケネディがソ連書記長フルシチョフと隣り合わせとなり、冷戦さなかの国相手の話題に困った夫人が宇宙犬の近況を聞いたところ、宇宙開発で先行したフルシチョフの優越感ゆえか、ストレルカの子供をホワイトハウスに寄贈するという異例中の異例な話へと発展した。
その子犬「プシンカ」は大統領のファーストドッグとしてケネディ家の先住犬らと仲良く暮らし、産んだ子供にはアメリカ中から譲り受けのお願いが寄せられるほどだったそうだ。

ご長寿な標識

2022.04

 最近は踏切の標識で蒸気機関車を使う例は消え、ほぼ電車に置き換わっている。その一方でなぜか昔のままの道路標識が今も生きている。

【乗用車】 この普通乗用車を示す見慣れたマーク。よく見ると相当古い型だ。腰高な姿形、丸目2灯に縦長のフロントグリル、フロントガラスの中央には縦桟がある。全体的には1940~50年代の特徴を備える。
ただ、調べてみてもまんま元ネタと言えるような車は意外に見つからない。あえて実車と被らないようにデザインしたかも?

【大八車】 具体的には軽車両を意味し、東京は天下の銀座でも見られる。銀座では屋台の排除のために軽車両の標識を利用しているのだが、最近はリアカー式の自転車を使う宅配業者などが一帯を走り回っているのを見る。写真の標識に従うなら夜六時までには配達を終えないといけないようだ。

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