岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2024年 12月号

高さ15m 付替道路を多数アンカーで
- 多数アンカー補強土壁工法 -

宮城県名取市
宮城県名取市は県の中央南部、県都仙台市の都市圏にある人口8万人弱の自治体です。その地勢は隣県福島から流下する長大な阿武隈川と、山形県との県境を水源とする名取川の2大河川が太平洋に注いで形成された沖積平野、そして西部の丘陵地帯で構成され、この丘陵地を水源とする河川もまた多く市内を流れています。

そうした市内河川のひとつ、一級河川の川内沢川は、名取市街地や仙台空港、臨空工業団地を抜けるその地理的特性と、河道が狭小なため流域一帯が古くより度々の洪水被害を受けてきた背景から、洪水に対する安全度の早期向上が喫緊の課題となっていました。
このため、ダムによる洪水調節で地域を水害から守るとともに、市域の耕地等の取水の安定供給及び河川環境の保全を図るため、川の上流域に「川内沢ダム」の建設計画がスタートしました。

ダム建設にあたっては付替道路などの工事が先行して行われ、岡三リビックの多数アンカー式補強土壁工法もここに採用されています。
現地は高さ15mにもなる盛土の新設道路と旧道、さらに川内沢川が狭あいな谷筋で並行しており、垂直補強土壁でなければ施工の難しい区間。くわえて土質の適用範囲が広く、現地発生土の再利用が可能な点などが評価されました。

工事概要

施主
宮城県仙台地方ダム総合事務所
工事名
川内沢ダム付替市道道路改良工事その2
施工会社
グリーン企画建設株式会社
商品名
多数アンカー 1,897m2

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2024年12月号 PDF版

河川改修を効率的に推進
- コルゲートRFフリューム -

新潟県湯沢町
新潟県山間部の土砂災害抑止を担う国土交通省湯沢砂防事務所は、管内に300基を越える砂防施設を抱え、計画的効果的な災害対策に継続的に取り組んでいます。
特に近年は気候変動に伴い水害も激甚化・頻発化が著しく、「流域治水」の考えのもと、土石流、流木、土砂・洪水氾濫などのリスクから地域の人々の生活を守るため、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」による砂防堰堤や護岸等の整備を推進しています。
湯沢町の松川入川ではそうした事業の一環として、流木による被害を防止・軽減するための流木捕捉機能を既設砂防堰堤の上流部に付加する工事が行われました。

この工事では切り回し水路が必要になりその流量も多いため断面を大きく取らなければなりませんが、岡三リビックの「コルゲートRFフリューム」であれば波付けが水の流れと同じ縦方向のため粗度係数が小さく、他の工法による水路よりも小断面にできることから採用となりました。

コルゲートRFフリュームは使用後の買い戻しにも対応しているため、工事費の圧縮を果たしながら、部材をできるだけ廃棄しないSDGsを見据えた建設事業の推進にも貢献します。

工事概要

施主
国土交通省北陸地方整備局 湯沢砂防事務所
工事名
松川入川渓流保全工その5
施工会社
(株) 文明屋
商品名
コルゲートRFフリューム20-D
220m (96m+124m )

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