岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2024年 5月号

鋼製橋梁を軽量盛土で架け替え
- EDO-EPS工法 -

大阪府堺市 泉北ニュータウン
大阪府堺市の「泉北ニュータウン」はその開発から既に50年以上が経過。社会情勢・住民構成の変化や施設の老朽化への対応が必要となっていることを受けて、近年は様々な建て替えや再開発の計画が進んでいます。その一端として令和7年には、地域の基幹公共交通である泉北高速鉄道の泉ヶ丘駅前に近畿大学医学部病院などが移転してくることが予定されています。
そこで、安全・安心な通行空間の確保や地域の周遊性・利便性の向上を図るため、この泉ヶ丘駅と病院計画地とを結ぶ連絡道について、病院移転に合わせ既存路の拡幅やスロープ勾配の緩和などの改修を行うこととなりました。

現況の連絡道では鋼製橋梁となっているスロープ部について、当初の改修案では補強土壁やL 型擁壁とする予定でした。しかし近接する商業施設の地下部や下水道管路など、連絡道改修が影響を及ぼすと思われる埋設物が多くあることから、土砂やコンクリートの約1/100と超軽量かつ高強度な盛土「EDO - EPS工法」を採用し、現況を越えない荷重となるよう配慮されました。

その施工にあたっては、利用者への便を考慮し予定幅員の半分までを完成させた後に既存道を取り壊す工程としましたが、そうした工程を容易にしたのも垂直擁壁を簡便に構築できるEDO - EPSならではの利点でした。

工事概要

施主
堺市役所
工事名
市道三原台156号線 道路改良工事
施工会社
株式会社ユニオンテック
商品名
EDO - EPS 2,075m3

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2024年5月号 PDF版

旧隧道(ずいどう)の老朽化対策
- スケルトンクリアーコーティング工法 -
- 超薄膜スケルトンはく落防災コーティング工法 -

福井県の海岸線に沿って南北に走る国道305号線は、地域の重要な生活道路であると同時に,越前加賀海岸国定公園を抜ける風光明媚な観光道路ともなっています。同道は海岸線まで岩が迫る急峻な箇所が多くその工事は難航、全通までには着工から長い年月が必要とされました。
現在の同道は幾度かの道路改修を経て当初とは一部でルートも変わっており、国道指定を外れた箇所には道路建設当時のままの隧道も少なからず残されています。

そうした施設のひとつ「高佐隧道」は、地域の生活道路として引き続き利用されている一方、開削した岩盤に施されたモルタル表面の老朽化が進んでいることから、岡三リビックの「スケルトンクリアコーティング」「超薄膜スケルトンはく落防災コーティング」により表面保護を行うこととなりました。

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「スケルトンクリアコーティング」は、小片はく落防止と表面保護に特化した工法、「超薄膜スケルトンはく落防災コーティング」は中間にガラス繊維を挟み、より強固な保護層を形成します。いずれも透明性が高いため状態が目視しやすく、プライマー処理を必要としないため従来工法と比較して施施工期間を短縮することが可能です。

工事概要

施主
越前町役場
工事名
高佐隧道補修工事
施工会社
株式会社大生
商品名
スケルトンクリアコーティング
超薄膜スケルトンはく落防災コーティング66m2

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