貯砂ダム工事を効率的にサポート
- コルゲートRFフリューム -

福井市中心部を流れる一級河川・足羽川(あすわがわ)は、流域面積2,930km2を数える北陸屈指の河川である九頭竜川水系の支川のひとつ。足羽川は増水による福井市街への河川氾濫が常々危惧されており、その抜本的な対策として福井県今立郡池田町に総貯水容量2,870万m3の「足羽川ダム」の建設が進められています。
2029年度の完成を目指すそのダム工事は様々な関連工事も並行的に計画されており、そのひとつは足羽川支川のひとつ水みずうみがわ海川上流部の流れを足羽川ダムに導き豪雨時の下流への氾濫を抑制するというもの。
このための延長4.7kmに及ぶ導水トンネルの工事が現在進められており、またその吞口部も含めた下流域を流下物から守るための貯砂ダムの工事も同時に進められています。

この工事において水替えで用いられているのが岡三リビック納入の「コルゲートRFフリューム」。複雑な国土交通省近畿地方整備局足羽川ダム水海川貯砂ダム工事前田建設工業株式会社コルゲートRFフリューム2,714x2,090 延長278m施工箇所もグループ会社・岡三シビルの手で滞りなく組立てが進められました。
コルゲートRFフリュームは流路方向に部材の波付けがなされているため流水抵抗が少なく、よりコンパクトな断面で効果的に必要水量を流下させることができます。また、使用後の買い戻しにも対応しているため、工事費の圧縮に貢献しつつ、部材をできるだけ廃棄しないSDGsを見据えた建設事業の推進をサポートします。
工事概要
- 発注者
- 国土交通省近畿地方整備局
- 工事名
- 足羽川ダム水海川貯砂ダム工事
- 施工業者
- 前田建設工業株式会社
- 商品名
- コルゲートRFフリューム
2,714x2,090
延長278m
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2024年8月号 PDF版「エルボルト」でLP(ライナープレート)工事を効率化
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ライナープレート -

長野県松本市
長野県松本市内のJR線踏切下及び一級河川下に通る上水道工事の立坑において、ライナープレート組立てに画期的な固定部材「エルボルト」を採用。仮設工事の迅速化に貢献しました。
ライナープレートは組立て・分解が容易な資材として様々な土木工事に活用されています。その固定には多数のボルトが必要になりますが、接続部をボルトとナットで挟むという動作は思いのほか手間がかかるもの。エルボルトはその工程にメスを入れ、作業をより省力化しました。
エルボルトは、穴の片側から通すだけで締結できるよう形状を工夫。従来のようなボルト・ナット・ワッシャーといった部品に分かれていないため誤って落とすリスクも少なく、扱いがより簡便です。さらにボルトナットの固定ではごく普通のことであったボルトの回転を反対側でしっかり抑えながらナットを回すという動作を、かぎ状の先端部がライナープレートに当たることで回転を止め、ナット側を回すだけで容易に締結できる構造になっています。
エルボルトを使用すれば組立にかかる時間は従来のボルト・ナットのおよそ半分に。工期の短縮と同時に作業員人工の縮減を実現します。肝心の緊結性についても従来品と変わらないため、これまで同様の段取りでご利用いただくことができます。
また定期点検等が必要な場合の合いマークも片側だけで済むことから、非常に効率的に点検が可能です。
工事概要
- 発注者
- 松本市
- 工事名
- 令和5年度第2次配水本管(4工区)耐震化その2工事鶴木
- 施工会社
- 第一建設工業株式会社
- 商品名
- ライナープレート(小判型)
t2.7×2,500×6,425×H =7.5m
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