岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2021年 2月号

スポット巡りの新しい橋が落成-横浜みなとみらい - EDO-EPS工法 -

「横浜みなとみらい21」は、いまや港町横浜の一大観光名所となっている新都心地区です。この地に今冬新たに整備されたのが、ランドマークタワーやパシフィコ横浜などが立地する「中央地区」と赤レンガ倉庫やカップヌードルミュージアムなどのある「新港地区」を海岸沿いで結ぶ新しい歩行者デッキ「女神橋」です。

両地区間の往来に際してこれまでは中心軸となる「国際大通り」が主な移動ルートとなっていて、水辺の観光名所を散策しながら行き来するのには若干の不便を伴っていました。
そこに女神橋が新設されたことで地域全体がより一体となり、さらに同時進行的に整備が進められた「ハンマーヘッドデッキ」や「キングモール橋」など他の施設との連携により、地域全体の回遊の魅力が格段にアップしました。

この女神橋は船舶が航行する水路を跨いでいる関係から遊歩道との間には高低差があり、その解消のため両端は各々延長50m程のスロープが設けられてストレスのない散策に配慮されています。このスロープを施工する際に用いられているのが、重量が土砂の1/100という軽量盛土材のEDO - EPSです。
EDO - EPSはその軽量さゆえ地盤条件の悪い場所での盛土構築に適しており、その自立性を活かした垂直 壁とすることも容易。施工も人力のみで迅速に進めることができます。

物件概要

施主
横浜市港湾局
工事名
みなとみらい歩行者デッキ(仮称)整備工事
施工会社
(株)加藤組
商品名
EDO - EPS工法 約1,807m3

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2021年2月号 PDF版

迅速な施工で地域再建を後押し 札幌市清田区

平成30年9月、北海道・道央で最大震度7の地震「北海道胆振東部地震」が発生。家屋全壊400棟以上、土砂崩れ、製鉄所火災、道内全域での連鎖的停電(ブラックアウト)など様々な被害をもたらしました。

この地震では札幌市清田区内でも液状化や土砂崩れなど多くの被害が発生しており、このうち高度成長期に作られた住宅街にある「桂台なかよし公園」では公園周縁部の山林の地盤が崩落、その復旧工事が行われることとなりました。

ここで採用されたのが「大型かご枠工」と「テラセル擁壁工法」。いずれも現場打設コンクリートのない法面保護工法なため養生期間が不要で、テラセルは搬入時は軽量コンパクトで取扱いが容易であるなど、工期への要求度の高い災害復旧関連工事に適した特長を有しています。

現地地盤は地下水位が高く、排水性に配慮するため法面の最下段には割栗石を詰めた大型かご枠を設置。また中段部は施工性とコストの面からテラセルを使用し、さらに最上段や周縁部では特殊かご張り工も用いるなど、適材適所の工法を駆使し法面復旧を果たしました。

清田区内では街区の復旧はひと段落したものの、個々の箇所ではまだ途上。一部公園は、春以降の工事開始となっており、迅速な施工が地域再建への一助となったことを願っています。

物件概要

施主
北海道札幌市
工事名
桂台なかよし公園 法面災害復旧工事
施工
山王建設株式会社
商品
テラセル擁壁工法142m2 / 大型かご枠工74m2 / 特殊かご張り工117m2

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