東京の幹線道路 橋から盛土に転換
- フォームサポート工法 -

環状七号線(江戸川区内)
高度経済成長期に整備され、今日(こんにち)の交通基盤として定着していながら老朽化が進んでいる施設は東京都内も数多く、危険が目に見えてから各個対応していては追いつかなくなる可能性が高いことから、都では、より長く安全に使い続けるために適切な時期毎に点検や修繕を行う「予防保全型管理」の事業を推進しています。
このことによって管理体制が平準化・スケジュール化されコストの縮減となることが期待されており、良質で安全性の高い社会インフラを維持継承して経済活動を365日バックアップするためです。
そうした予防保全事業のひとつ「新川大橋」は、主要地方道環状七号線(環七通り)のうち東京都江戸川区内に位置する橋長128.1m・幅員27.8mの橋梁。環七は昼夜交通の絶えない都心の大動脈であるため、車線規制などを伴う工事はできるだけ避けなければなりません。

そこで本橋梁の長寿命化対策の一環として採用されたのが、既存の橋台と橋脚との間の空間を充填して下支えし橋から土工構造物へと転換するという「フォームサポート工法」。架け替えに依らずとも改修によって機能や性能を必要な水準まで向上させつつ、費用と工期を抑えることが可能です。
現場は湾岸部に特徴的なシルトや細砂が積層した軟弱地盤であることからコンクリートなど重い材料の使用は避けなければならないため、EDO-EPSブロックと気泡混合モルタルを併用するフォームサポート工法の盛土材の軽さは大きな利点となりました。
工事概要
- 施主
- 東京都第五建設事務所
- 工事名
- 新川大橋長寿命化工事
- 施工会社
- 株式会社新建設
- 商品名
- フォームサポート工法 500m3
PDFでご覧になりたい方はこちら2026年4月号 PDF版
予防保全を新保護材で万全に
- コンクリート保護材「ポアセイバー」 -

NETIS:KK-250072-A
静岡県静岡市では、その管理下にある道路構造物について、健全性維持のための予防保全の取組みを長年にわたって進めています。橋梁やトンネルの着手率は既に100%に達し、2巡目に向け様々な検証とフィードバックを得ながら費用縮減と万全の管理の両立を目指しています。
この取組みの一環として進められたのが市内駿河区の「扇橋」(1973年竣工)の対策工事。ここで用いられたのが新開発のコンクリート保護材「ポアセイバー」でした。
「ポアセイバー」は、岡三リビックが販売する特殊シリコーン化合物を主成分とした保護材です。
既存のシラン系表面含浸材やけい酸塩系表面含浸材の優れた特性を併せ持っていて、コンクリート表面に塗布すると徐々に反応して無機系の高分子化合物となり、表層部の細孔を閉塞することによって水や劣化因子の侵入を抑制、耐候性に優れた強固な保護層が形成されていきます。
水分や塩化物イオン、二酸化炭素などの侵入抑制効果に優れ、一方で水蒸気透過性にも優れています。
ポアセイバーは1液性で施工は簡便でありながら、長期にわたる保護効果が持続できます。
特徴
- 1液性の無溶剤タイプ
- 下地処理・塗布の2工程のみで完成
効果
- 高分子化合物の生成で劣化因子侵入を抑制
- 従来に比べ耐久性に優れ、施工品質が向上
工事概要
- 施主
- 静岡市役所
- 工事名
- 中島西脇線(扇橋)道路施設修繕(橋梁補修)工事
- 施工会社
- 株式会社ピア東海
- 商品名
- ポアセイバー 56m2
PDFでご覧になりたい方はこちら2026年4月号 PDF版


