世界遺産の琉球聖地を地盤から保護
- グランドセル砕石補強工 -

沖縄県 南城市
沖縄県南部、知念半島先端に位置する「斎場御嶽(せーふぁうたき)」は、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつともなっている琉球王国時代の最高の聖地です。
国王による「巡幸巡礼」が毎年行われたほか、最高神女である聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀礼「御新下り(おあらおり)」が執り行われるなど、王国最高の聖地とされてきました。ここは、現在においても多くの参拝者を集める心の拠りどころとなっています。
平成29年度に「保存活用計画」、令和3年度に「整備基本計画」が策定され、様々な調査・整備が実施されています。
本工事はこうした事業の一環として進められたもので、参道周辺の路面が降雨で洗掘されてしまっている状況の改善が計られました。
ここで用いられたのが、岡三リビック納入の「グランドセル」を用いた砕石補強工法。ハニカム状に展開したグランドセルに砕石を充填し、その拘束効果によって安定した路面を形成することで、荷重を分散し、轍掘れや不等沈下を軽減するものです。

特に当地は世界遺産として景観の改変が厳格に規制されていることもあり、仕上げにサンゴ砂利を用いて自然な風合いを持たせながら路盤の強化・安定を図ることができる点は大きな利点となりました。
掲載許可:南城市教育委員会
聖域保全の観点から場内「三庫理」は立入禁止です。
工事概要
- 施主
- 沖縄県南城市(教育委員会文化課)
- 工事名
- 令和7年度 斎場御嶽排水路整備工事
- 施工会社
- 有限会社伸和開発
- 商品名
- グランドセル 421m2
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完全水没も想定内の補強土壁
- 多数アンカーW -

福島県大沼郡
去る平成23年7月、集中豪雨が福島県と新潟県を襲い、堤防の決壊や土砂崩れを含む多くの被害をもたらしました。福島県只見町では総雨量711mmを記録し、只見川流域でも国道252号が冠水して橋が流失するなど甚大な災害となりました。
国道252号は近接した代替路がないためその不通は地域の日常生活・経済活動全般に与えた影響も大きく、その復旧計画では災害に強いことがまず第一に求められました。
このうち本工事区間においては冠水を教訓に道路を大幅にかさ上げしつつ、通行困難を生じる現道の狭あいさや急勾配を極力解消し通年で快適に利用できる道路環境への改修を実施。令和6年の春にようやくの完成を見ました。
現場は前面がダム湖となっておりそのHWL(計画高水位)は道路高さにまで迫るため、当該箇所の盛土として採用されたのが「多数アンカーW」。河川護岸として対応した肉厚仕様の壁面材を採用し、延長500mにわたって施工されました。

また裏込めの盛土材は、幅広い種類の盛土材で構築可能な多数アンカー式補強土壁工法の特性を活かし、水没後の水はけに考慮した透水性の良い砕石を用いています。多数アンカー天端上の法面はHWL時の法面侵食防止のため、布製型枠によるコンクリート張り工とされました。
工事概要
- 施主
- 福島県会津若松建設事務所
- 工事名
- 国道252号水沼工区
- 施工会社
- 滝谷建設工業株式会社
- 商品名
- 多数アンカーW 4,660m2
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