お国自慢

岡三リビックの社員が持ち回りで執筆しているコラムです。
地元のおすすめや地域にまつわる豆知識など、面白くて役に立つ情報が満載です。

※お国自慢は毎月発行の岡三マンスリーに掲載されています。
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2025年度

雹(ひょう)被害

氷の粒の直径5mm未満を「霰(あられ)」、5mm以上を「雹(ひょう)」と呼びます。群馬県は高山と丘陵が近接する地形から雹を降らす積乱雲が発生しやすい地域とされています。一昨年も最大5cm径という雹(落下速度で時速100km超)が降り、県内各地で家屋や農作物など様々な被害が報告されました。

支店のあるここ高崎市では、賃貸住宅1戸に対して駐車場2台が割り当てられるほど1人1台が当たり前。そんな地域に雹が降り、中古車販売店などは売り物の車が軒並み穴だらけの悲惨な状況でした。
私の納車6か月の愛車も同様で、屋根からボンネット、ドア上部などポコポコくぼみが多数。しかし修理をするにも地域全体数万台が同様に被災しているため見積りの予約からして1ヶ月以上先となり、ディーラーとは別に保険会社に査定をして貰うのにも2ヶ月以上かかりました。加えて修理にしても前年の雹被害分も終えていないらしく3~4年待ちといわれる始末でした。

こうしたことから駐車場は屋根付き推奨ですが、それもポリカーボネート板などではなく鋼板にしておかないと突き破られる危険性が大。群馬県は雹対策という意外な出費がかさみます。

深川そばめし

私の地元は北海道のほぼ中央にある、深川市というところです。
北海道はその冷涼な気候からそばの栽培に適しており、全国の4割が北海道産といわれます。なかでも生産量が多いのが道北の幌加内町、次いで多いのが深川市となっています。
また近年では北海道産米の人気が全国的にも高まりを見せており、食味ランキングで「特A」を獲得している「ゆめぴりか」や「ななつぼし」といった銘柄が深川市でも栽培されて、既にそばをしのぐ生産量を誇っています。

この美味しいそばとお米を活かして何か新しい名物ができないか、と試行錯誤を重ねて生み出されたご当地グルメが「深川そばめし」。ごはんをそばつゆで味付けし、これに油で揚げた「そばの実」を混ぜこんで俵おにぎりにしたもので、一般的に想像する、やきそばの「そばめし」とは全く違うものです。

市内のレストランや道の駅のお弁当などでそれぞれに趣向をこらして提供されていて、定食の場合はハーフのそばが付くのがお約束。深川に立ち寄った機会にぜひ一度ご賞味ください。

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