お国自慢

岡三リビックの全国支店・営業所の社員たちが持ち回りで執筆しているコラムです。
地元のおすすめ、地域にまつわる豆知識など、面白くて役に立つネタが満載です。
※お国自慢は毎月発行の岡三マンスリーに掲載されています。
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2020年度

「離合」って分かりますか?

九州支店 新倉 慎太郎 2021.03

 「離合」と聞いて分かるあなたは九州か中国・四国出身ではありませんか?
 離合とは、狭い道で対向車同士がすれ違うことをいいますが、これを日常的に使用するのはどうやら九州と中四国を中心とした西日本地域に限られているようです。

 私も九州支店赴任後に「あの道は狭いので、前から車がきたら離合もできない」と初めて聞いたとき、会話の流れで意味は理解できましたが「ん?リゴウ?」と思ったものです。
 九州地方は各地域それぞれの方言がありますが、「離合」は全域でほぼ通じ、ごく普通に使われています。他の地域では使わないことを九州出身の方に話すと「えー!?共通語ではなかったのか?」「離合は方言なのか?」と大変驚かれ「では他ではなんと言うのだ?」と必ず聞かれます!(笑)NHKの人気番組「ブラタモリ」の中でも福岡県出身のタモリさんがこのことを話題にしていたそうです。

 ご当地独自の言葉には驚きやおもしろさがあり、それに慣れてくると地域への愛着が一段と湧いてくるように思えます。みなさんの地域にもそんな言葉はありませんか?

越・華・仏の風情

技術部 フィン・カム・フィー 2021.02

 ベトナムホーチミン市西部のチョロン地区は、メコンデルタの農産物がホーチミン市内へと流通する中間地点に位置する、ベトナム最大の中華街です。

 チョロンは若い人が集まる活気があふれる都会、中華街の典型的な古い寺院、植民地時代のフランス風住宅など様々な風情が混ざり、とても人気の観光地です。特に旧暦の小正月や中秋節等の行事など季節ごとの行事での獅子舞やパレード、色とりどりの提灯飾りの華やかさと多様な料理に特色があり、いつも賑やかです。
 また、料理は格式あるレストランから露店まで多種多様あり、特に露店は朝早くから深夜まで営業して安価でもあることからベトナムの若者にとても人気があります。

 私がベトナムに住んでいた頃は、250年以上の歴史を持つ「天后廟」に旧正月に必ず参拝し、健康祈願をしていました。またその帰りにはよく「ミーヴィッティーム」を食べて身体を温めていました。これはベトナム風中華料理の、アヒルのモモ揚げ入り漢方ラーメンです。
ホーチミン市を訪れる機会があれば、チョロン地区にも足を運んで頂き、そのユニークな雰囲気を味わってみては如何でしょうか。

冬の牡丹

経営統括室 森谷紘美 2021.01

 東京の「上野恩賜公園」には美術館、博物館、不忍池、上野動物園などがあり、芸術文化や自然が楽しめる場所です。春の桜の名所ですが、今回は冬の「ぼたん苑」を紹介したいと思います。

 徳川家康公を祀る上野東照宮では、冬の牡丹の見頃に合わせて一月から二月にかけて約二百株が楽しめます。牡丹の花は雪の重みで花が落ちないよう、霜よけのわらぼっち(藁囲い)に包まれています。
牡丹には早春と初冬に咲く二期咲きの品種があり、このうち低温で開花した冬咲きのものが「寒ぼたん」。気候に大きな影響を受けるため、咲かせるのが極めて困難ですが、苑内にわずかですが咲いています。
一方、 春と夏に寒冷地で開花を抑制し、 秋に温度調整して冬に開花させるという栽培技術で咲かせたものが「冬ぼたん」です。環境の変化に弱い冬の牡丹はきれいに咲くと縁起の良い花とされたそうです。わらぼっちの下で楚々と咲く可憐な姿はとても綺麗で魅了されます。

 苑内には枯山水の日本庭園もあり、ここから見る旧寛永寺の五重塔を背景にした花木の景色はとてもフォトジェニックで、江戸時代にタイムスリップしたようです。

北九州自慢のうどん屋さん

中国支店 秀島 葵 2020.12

 皆さんは、うどんはお好きですか?
私の生まれ故郷、福岡県北九州市には、「資さんうどん」といううどん屋さんがあります。北九州のソウルフードとして長年愛されていましたが、近年は福岡県内から山口、佐賀、熊本まで店舗を拡大、四九店舗を構えています。

 そんな資さんうどんで私がいつも頼んでいるのは「肉ごぼ天うどん」です。
麺は、柔らかくモチモチツルっとした食感が特徴的で、肉は甘い醤油で味付けされており、うどんだしとの相性が抜群です。また、ごぼう天は棒状のまま1本ずつ揚げられているため食べ応えがあり、そのまま食べても、だしに浸して食べても美味しいです。
また、うどんだけでなく、そば・丼物・鍋焼き・焼うどん、サイドメニューのおにぎり・ぼた餅・おでんなど数多くのメニューを取り揃えていて、さらに季節限定メニューもあって何度行っても飽きません。

 皆さんも、北九州へ足を運ばれる際に、ぜひ食べに行ってみてください。春はうどんとぼた餅、夏はそうめんや冷たいぶっかけ、秋は天丼や天ぷらそば、冬は鍋焼きうどんやおでん等々、いつ行っても、そのときに丁度食べたいものが、きっとありますよ。

寅さん

管理部 奥井一司 2020.11

 私の住んでいる葛飾区のお国自慢といえば「寅さん」です。「寅さん」は映画「男はつらいよ」シリーズの主人公。テキ屋(露天商)の「フーテンの寅」こと車寅次郎が故郷の葛飾柴又の人々や旅先で出会うマドンナと繰り広げる人情喜劇で、昭和44年に公開されて以来平成7年まで計48作が製作された人気映画シリーズです。

 40作目を越えた頃から寅次郎役の渥美清が体調を崩し、山田洋二監督は50作での完結を構想していたそうですが、第49作「寅次郎花へんろ」の準備のさなかに渥美が癌で死去、第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」が遺作となってしまいました(享年68歳)。なお同シリーズはギネスブックでも世界最長の映画シリーズとして認定されました。

 映画で寅さんの故郷と設定された柴又帝釈天参道の商店街は今も寅さん映画のムードに溢れ、最寄りの柴又駅では寅さんと妹のさくらの銅像が数メートルの距離を置いて視線を交わしています。さらに同駅構内には寅さんそっくりの鉄道路線図も!これは駅名に48作の題名が付いた嘘の路線図。よくできています。

長岡花火

新潟営業所 清野亜矢子 2020.10

 全国から多くの観覧者が訪れる「長岡まつり大花火大会」は、秋田県の「全国花火競技大会(大曲の花火)」、茨城県の「土浦全国花火競技大会」と並ぶ日本三大花火のひとつに数えられています。秋田と茨城は花火師が技を競い合うのに対し、長岡の花火は「慰霊・復興・平和への祈り」を込めた大会です。

 それはその起源が、1945年8月1日の長岡空襲にあるから。終戦後の46年8月1日に空襲からの復興を願う長岡復興祭が行われ、翌年に戦争で中断した花火大会が復活、48年からは1日が「戦災殉難者慰霊の日」、2日、3日が「花火大会の日」となりました。
 2004年、新潟県は水害、豪雪、中越地震といった自然災害で多くの人が被災しました。そこで05年からは不死鳥のように蘇るというメッセージを込めた花火「フェニックス」の打ち上げが始まり、これは全国各地の災害などへの祈念も込めながら現在も続けられています。

 超大玉「正三尺玉」、延長650mのナイアガラ、尺玉百連発の米百俵花火そして開花幅2kmにも及ぶ「フェニックス」など見所は尽きない花火大会ですが、今年は新型コロナウイルスの影響を受け戦後初の中止となりました。来年の大会では例年以上の花火をぜひ多くの方に見て頂きたいと思います。

年間300日開催!神子田朝市

盛岡営業所 三浦 典子 2020.09

 朝市に出かけたことはありますか?
 私の住む岩手県盛岡市には、全国でも珍しい年間300日以上開催されている神子田朝市があります。盛岡城跡公園から南東に2㎞ほどの神子田地区で行われ、早朝5時~8時半まで。野菜、果物、生花、野菜の苗、鮮魚、精肉、総菜、お茶、スイーツから靴まで114もの生産者や業者が一堂に会します。市民の台所としてだけでなく、観光客にも人気のあるとても活気がある場所です。

 私のお気に入りは、珈琲店のホットコーヒー。早朝のキリリとした空気と、店主が朝市用にブレンドした豆で淹れた味わいが、空腹にも優しく眠気を覚ましてくれます。
 また盛岡といえばだんご。中に黒糖ダレが入った郷土菓子の「きりせんしょ」を売っているだんご屋さんで数種選び、我が家の朝食にします。イートインできるラーメンや「ひっつみ(すいとん)」は朝食にぴったりな優しい味で、これらを求めに来る方も多いようです。

 新鮮な地場産品を前に生産者と会話できるのもこの市場ならではの魅力。季節によってはスズムシ、カブトムシなども販売していて子どもにとっても楽しい場所になっています。
 早起きは少し大変ですが、三文の徳になること間違いなし。盛岡にお越しの際はぜひ足を運んでみてください。早めに行くのがおすすめですよ。

サイクリングしまなみ

愛媛営業所 佐伯 さおり 2020.08

 瀬戸内海を広島県尾道市から愛媛県今治市まで結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」はサイクリングロードが整備され、その絶景で全国のサイクリスト達の聖地となっています。実は初心者にも優しく、2人乗りタンデム自転車や子供乗せ電動アシスト付き自転車のレンタルでまったり走ることができます。

 コースの一番人気は四国側起点となる「サンライズ糸山」から、大島の「道の駅よしうみいきいき館」に至る距離片道約7km・高低差約90m。道の駅よしうみいきいき館では、海鮮七輪バーベキューや来島海峡急流体験もできます。
 体力に自信のある方はぜひここ大島では亀老山展望公園まで。標高307m山頂からの瀬戸内海の360度パノラマが楽しめます(体力のない方はタクシーで行くことも可能です)。

 このしまなみ海道を使って二年に一度行われているのが、国際サイクリング大会の「サイクリングしまなみ」。レースではなく絶景と自然美を堪能する走行イベントとして開催され、日本で唯一、尾道~今治の高速道路本線を走ることができます。今秋の大会も3500人の参加が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の収束見通しが立たないため残念ながら中止となりました。そのため次回は2年後の2022年の開催予定だそうです。

上野の森のシロナガスクジラ

創環部 大川 浩 2020.07

 私は東京で生まれ育ち小学校に上がるまでは台東区に住んでいました。もう半世紀も前の話ですが…。
 幼稚園は上野の森、東叡山寛永寺の中にある寛永寺幼稚園に通いました。寛永寺は三代将軍徳川家光が創建した徳川将軍家の祈祷所·菩提寺で、歴代将軍15人のうち6人が眠っているそうです。

 今でも鮮明に記憶に残っているのは、幼稚園の送迎バスの車窓から見えたシロナガスクジラの骨格標本です。幼稚園の先生に地球上で一番大きい生き物よ、と教わり毎日、毎日「でっかいなあ」と思って眺めていました。
 当時を思い出し気になって調べてみたところ、現在も同じ場所、上野の国立科学博物館に1994年に制作された三代目となる実物大フィギュアがありました1969年当時に私が眺めていたのは恐らくは初代なのでしょう(もう記録が残っていません-笑)。

 実物大フィギュアは体長30m。現在は骨ではなく生きた姿が再現され、150tはあるであろうメスのシロナガスクジラが海面での深呼吸を終え急速潜航しようとしているところが表現されているそうです。半世紀が過ぎ、見た目は変わっても同じ場所でダイビングを続けているクジラ、上野の森に行った際はぜひご覧になってみてください。

北陸の水族館

北陸営業所 種村 健太 2020.06

 北陸といえば、魚介、高級魚ノドグロは絶品、新鮮な寿司も有名ですが、魚を展示する水族館もまた魅力的です。

 当社の人工岩ロッキーステージの実績もある石川県の「のとじま水族館」は、ジンベエザメ館が圧巻。まず水槽を真上から見るところから始まり、そこから水槽に沿って回廊を下っていくと、まるで海の中に潜っていくかの様に錯覚します。イルカの展示場には真下から観察できる水中トンネルがあり、また多種多様な魚を展示している「のと海遊回廊」ではプロジェクションマッピングなど楽しい演出もあります。近くには海釣りセンターがあり、釣道具一式をレンタルして釣りを楽しむこともできます。

 富山県の「魚津水族館」は創立百年以上の歴史があり、現存する水族館では国内最古といわれています。生物の生息域に近い環境や特徴を活かした展示で、楽しむだけでなく勉強にもなります。個人的には泥が舞う水槽での展示が多いピラルクを透明な水の中で泳ぐところを見れたことに感動しました。近くには遊園地もあり、家族や友達と行って思い出づくりもできるでしょう。

 石川県、富山県に訪れた際は、おいしいご飯を食べたり、有名な観光地を回るのに加え、水族館でゆっくりと楽しむのもまた旅の一興になると思います。

令和の里

九州支店 青田 陽介 2020.05

 令和も2年になりました。福岡県太宰府市の太宰府天満宮から2kmほどの場所に坂本八幡宮という鳥居と社だけが立つ小さな神社があります。華やかさはありませんが、古くから伝わる田舎の神社の趣を醸し出しています。

 新元号「令和」の典拠は、万葉集に収められた「梅花の歌三十二首序文」で、その歌が詠まれた梅花の宴の舞台がこの坂本八幡宮の辺りといわれているため、一躍脚光を浴びるようになりました。
 以前の参拝者は1日あたり数十人。それが「令和」発表直後に3千人に急増しました。最寄り駅である西鉄「都府楼前(とふろう)駅」も乗降客が増え、昨年10月に即位礼正殿の儀を記念して副駅名「令和の里」が付けられました。

 坂本八幡宮には「令和」ゆかりの「梅花の宴」のジオラマが展示されている大宰府展示館や、宴の主宰者であった大伴旅人が大宰権帥として務めた大宰府政庁跡と万葉時代の大宰府を偲ぶことができる施設も隣接しています。
 この周辺には「梅花の宴」を偲ばせる梅の木がたくさん見られるほか、3月下旬から4月上旬にかけては百本もの桜が咲き誇り、花見とともに史跡散策を楽しむことができます。

十円木馬

北関東支店 野城 聡子 2020.04

 群馬県庁の近くに「日本一懐かしい遊園地」と呼ばれる前橋市中央児童遊園、通称「るなぱあく」があります。
 1954年開園で、私も幼児期には家族と、小学生の時は近所の友達と一緒に遊びに行った記憶があります。規模は小さいですがメリーゴーランドや飛行塔、豆機関車などの遊具があります。入場無料で、遊具の料金も格安です。

 中でも子供たちに人気があるのは、現存する日本最古の電動木馬です。2007年には国の登録有形文化財に指定されたそうで、もくば館と呼ばれる小屋の中に色違いで5頭並んでいます。開園以来から現役で今時10円玉で乗れるのです。今まで何回も改修工事や塗装を繰り返して頑張っています。

 先日50年ぶりに訪れてみました。もくば館の場所は若干変わっていましたが雰囲気は昔と変わらず、とっても懐かしかったです。
「私よりちょっと先輩の木馬さん達、偉いぞ!今まで本当にお疲れ様です。これからもよろしくね。」と声をかけたくなります。私も木馬さんたちを見習ってもう少し頑張ろうとその気にさせてくれるような存在です。

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