岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2023年 12月号

管路更生で遠州灘農園を支援 - ARISライナー工法 -

静岡県野中用水
冬でも温暖な気候と、年間日射量に恵まれた静岡県は、お茶をはじめ、わさびやみかんなど様々な農作物の産地として知られています。
その耕地面積は6万haを越えますが、農作物の生産に必要な幹線用水路や用排水機場などの基幹農業水利施設の多くは昭和30~50年代に数多く造成されました。そのためこれらの施設の長寿命化を進めるとともに、営農環境の変化に合わせた施設整備が必要となっています。

そこで県では、農林水産省の推進する水利施設等保全高度化事業制度を活用し補修・補強、水管理の省力化や維持管理の低コスト化を推進しています。
静岡県はブランド品種「紅ほっぺ」をはじめとする全国有数のいちごの産地としてもよく知られています。いちご農園が集中する遠州灘沿いの水路網のひとつ「野中用水」では、更新工事として管更生工法である「ARISライナー工法」が採用に。同じ静岡県内の三方原用水においてわずかな日数の断水にて完工し新設同様に更生した実績※をうけての採用となったものです。
(※岡三マンスリー2021年3月号掲載)

ARISライナーは、最大施工延長500mのシームレスかつ流水抵抗のない(粗度係数n=0.010)管路を可能にする農業用水向けの更生工法。勾配のあるサイフォン部などでも施工可能な「温水シャワーリング硬化」システムにより、確実でムラのない現場硬化管(CIPP)を形成します。

工事概要

施 主
静岡県中遠農林事務所
工事名
令和4 年度基幹水利施設ストックマネジメント(対策)野中用水地区用水路補修1工事
施工会社
金原建設株式会社
商品名
ARISライナー

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2023年12月号 PDF版

多数アンカー適用で事業を円滑推進! - 多数アンカー式補強土壁工法  

予備設計段階から多数アンカー式補強土壁工法のような対応土質が広い工法を適用し、具体的に土質が判明した段階で最も適した工法を再考することが、より合理的かつ効率的な事業を推進します。

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近年は政令や国連の推進するSDGsの面から、資源効率の促進や社会へのコスト低下がより求められるようになっています。建設工事においても、建設発生土を無駄なく盛土に転用するなど、計画段階から一定の配慮を盛り込んだものが強く求められています。

■資源有効利用促進法

■SDGs(持続可能な開発目標)の12「つくる責任つかう責任

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