岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2023年 7月号

日野川水系で豪雨対策ダム着手 - コルゲート骨材ビン -

吉野瀬川ダム
吉野瀬川は、福井県越前市~鯖江市に位置し、その源を矢やらすだけ良巣岳に発し越前市街から鯖江市街を抜けて日野川へと合流する、流域面積59km2、流路延長18kmの一級河川です。
この一帯では、昭和40年・平成16年の台風、平成18年の梅雨豪雨など、度々の大水により多くの家屋や農地が洪水の被害に見舞われてきました。

このような水害の軽減、また逆に渇水の対策もその目的として現在建設が進められているのが「吉野瀬川ダム」。高さ58m、総貯水容量780万m3の重力式コンクリートダムです。吉野瀬川ダムの建設と、これに並行して河川拡幅などの改修を合わせて行うことで、効果的に洪水調節を行い、下流域での最大流量を500m3/sから390m3/sにまで減少させることを目標としています。

令和3年からはダム本体工事が始まっており、ダム打設用のコンクリートを供給するプラントもダムサイトに設置されました。
ここには岡三リビック納入のコルゲート骨材ビン計7基(粗骨材用3基、細骨材用4基)が据えられており、2025年度とされる本体工事の終了まで現場を見守っていきます。

コルゲートパイプを創業商材とする岡三リビックは、こうした骨材ビンをダムなど数多くの長期・大型プロジェクトに納入し、その工事を陰から支えてきました。
これからもその初心を忘れずに、必要とされるサポートの充実に全力であたってまいります。

工事概要

施 主
福井県吉野瀬川ダム建設事務所
工事名
吉野瀬川ダム建設工事(ダム本体)
施工会社
株式会社ムツミ
商品名
コルゲート骨材ビン
φ12.0m×H10.9m 3基
φ9.5m×H10.9m  4基

PDFでご覧になりたい方はこちら

2023年7月号 PDF版

国営公園で展望台の造形を改修 - エージング塗装 -

photo

札幌市:国営滝野すずらん丘陵公園
札幌市街から20kmほど南下した丘陵地にある「国営滝野すずらん丘陵公園」。およそ400haもの敷地面積を持つ、道内唯一の国営公園です。
全体は大きく「渓流ゾーン」「中心ゾーン」「滝野の森ゾーン(東)」「滝野の森ゾーン(西)」に分かれ、日本の滝百選「アシリベツの滝」周辺の散策や、オートキャンプ、アスレチック、季節の花あふれる花畑など、年間を通して家族で楽しめる場所となっています。
その中でも「滝野の森ゾーン(東)」のシンボルとなっている「森見の塔」は高さ約20mの展望台。その最上部からは地域の豊かな自然を一望することができます。

巨大な木の切り株を模してたこの「森見の塔」は当ゾーンが整備されて以来の凝ったデザインのものでしたが、各所に経年的な傷みが発生していたことから維持補修工事が行われることとなり、動物園・水族館での実績をはじめ自然環境を模した造形物を得意とする岡三リビックがこれを実施しました。
モルタル造形部の再塗装により長寿命化対策としたほか、旧来天井部分に施されていた造形は今後の剥落・落下等の危険予防のため全て撤去。これによって露出した躯体部には新たに木肌の追加造形や経年感を出す「エージング塗装」を行い、既存部とのちぐはぐ感がないよう工夫されています。

岡三リビックは人の目に触れ る構造物への造形やその修繕に ついて、人工岩「ロッキーステー ジ」などのデザインでもお応え 致します。

工事概要

施 主
国土交通省北海道開発局
工事名
滝野公園森見の塔外部改修外一連工事
施工会社
髙木建設株式会社
商品名
エージング、造形処理
外壁部800m2、軒天部160m2

PDFでご覧になりたい方はこちら

2023年7月号 PDF版
ページトップへ