岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2021年 10月号

新IC開設に多数アンカー両面壁が貢献- 多数アンカー式補強土壁工法 -

愛知県一宮市の東海北陸自動車道と名神高速道路との結節点となって いる一宮ジャンクションにこの3月、新たに「一宮稲沢北インターチェンジ」が開設されました。
東海北陸自動車道の南側端となる 同JCTにはこれまでICがなく、同地周辺から乗り入れるには途中のIC まで一般道を北上しなければならない不便があったため、そうしたアクセス面の利便の向上と、岐阜方面への交通が一部国道等に集中している状況の緩和を目的に整備が進められたものです。

このICは既存のJCTに新たにランプ路を設ける形となるため設置空 間に限りがあり、さらに交通にできるだけ支障をきたさない計画とするため、多数アンカー式補強土壁の両面壁が採用となりました。
同地は軟弱地盤であることから盛土工事には地盤改良が必要で、法面を持たない多数アンカー式補強土壁であることによってその改良範囲を最小化し工事全体の費用縮減にも貢献しています。

一宮稲沢北ICの地元となる愛知県一宮市では同IC整備を契機として新たな工業集積地とする構想が打ち出されるなど新たな地域活性効果も期待されています。

物件概要

発注者
愛知県一宮建設事務(H30-2)
工事名
道路改良工事(1号工)
施工業者
株式会社イチテック
施工規模
多数アンカー式補強土壁工法約679m2

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スピード施工で存在感 - SWライナー工法 -

下水道展'21大阪
去る2021年8月17日~20日の4日間、下水道関連展示会としては国内最大の「下水道展'21大阪」が大阪市住之江区のインテックス大阪で開催されました。
昨年はコロナ禍により中止となった同展示会でしたが、今年は感染対策を徹底。名刺のやり取りは行わず来場者カードのQRコード読み取りにより来場記録を行ったほか、会場を広めに確保しゆったりしたブース配置とするなど様々な「新常態」が導入されました。

264を数える団体が趣向を凝らす中、岡三リビック(株)がメーカーとなっている「SWライナー工法」も協会としてブースを出展しました。
SWライナー工法とは、埋設管きょを開削することなく更生可能な工法。帯状の塩化ビニル製の部材( ストリップ) をマンホール部より管きょ内へ送り込み、スパイラル状にかん合しながら筒状に形成していくことで、既設管の内側に新しく粗度係数低い管路を形成し本来の計画流量を確保することができます。
また、元押し式によるパワフルな製管により、内径φ1,400の場合で2時間あたり50m以上の製管作業が可能です。

水が流れている下水道管に製管している状況をイメージしたブースには、会期中たくさんの方々にお越しをいただき、最先端の施工技術とそのスピードに驚きの声を頂戴いたしました。

SWライナー工法は充填材の拡充やストリップ材の適用範囲拡大などに対し、今年、公益社団法人日本下水道新技術機構より審査証明を再取得しています。
下水道管きょの老朽化対策をスピーディーに実現するSWライナー工法は、これからも進化を続けます。

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