岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、
トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2021年 6月号

創業50年目のすがた- 岡三リビック株式会社 1971-2021 -

岡三リビックはコルゲートパイプを買い戻しリースする資材商社として昭和46年6月にスタートしてからおかげさまで今年、創業50周年を迎えました。

■商品構成の変遷
創業資材のコルゲートパイプで大きく成功を納めた後、市場動向を睨みながら土木のさまざまなフィールドに商材を広げ、商社とメーカー両方の性質を持った企業となっています。

■株主構成
岡三リビックは早くから社員持ち株制度を導入、現在も当社の株の85%以上が社員と役員の保有(持ち株会社経由も含む)となっています。
社員ひとりひとりが経営意識を持ち、利益は社員に還元する。それが岡三リビックの変わらぬスタイルです。

■多彩なグループ会社
岡三リビックは土木に関わる調査・設計から施工までをトータルに提供できる体制をグループ会社と構築し、お客様のあらゆるニーズにお応えしています。

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2021年6月号 PDF版

湿原の軟弱地盤で支持力確保 - トリグリッドEX -

北海道・道東自動車道
「道東自動車道」は北海道横断自動車道の一部をなす高速自動車国道で、現在千歳市の千歳恵庭JCTから釧路市の阿寒ICまでの241kmが既に開通しています。さらに東へ、現在工事が進められている釧路西ICまで開通すると、釧路~札幌間の所要時間が未整備だった頃よりも冬季で4時間20分以上、夏季でも2時間20分以上の短縮が想定され、道民の大きな期待が寄せられています。
この未開通区間は釧路湿原もほど近い軟弱地盤地帯を抱えているため、各所でその対策も踏まえながら工事が進められています。例えば阿寒ICにほど近い当工区では、既存道路と立体交差する部分のボックスカルバートの底面に設置する形で、当社のジオテキスタイル「トリグリッドEX」によるマットレス構造の支持力対策が採用されています。

トリグリッドEXは高強度ポリエステル繊維の束にポリプロピレンを被覆したストリップを格子状に接合しており、土中環境下において良好 な耐久性( 耐候性、耐薬品性、耐寒・耐熱性) を有するため、安定した土構造物の築造が可能です。

また「トリパネル」「フラットパネル」「グランドセル」など様々な壁面材と組み合わせての補強盛土にも対応しており、当工区でも道路盛土をボックスカルバートが切り欠く法面部分においてグランドセルとの組み合わせによるテラグリッド工法が使用されています。
冬季に施工可能日数の限られる北海道での工事において、現場打ちコンクリート擁壁で必要な養生の期間を待つことなく迅速に施工可能なテラグリッド工法は施工手間の大幅な縮減を可能にしています。

物件概要

施主
北海道開発局 釧路開発建設部
工事名
北海道横断自動車道 釧路市阿寒西改良工事
施工
高玉建設工業株式会社
商品
トリグリッドEX 2工区計2,048m2
グランドセル120m2

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