名古屋のコストコ新店舗
「ＣＯＳＴＣＯ(コストコ) 」は、全世界に800店近い店舗を持つ大型会員制スーパーです。会費を徴収することで、原価ギリギリともいわれる低価格を実現し人気を得ています。アメリカ発祥ならではのメガサイズな輸入食品から日用品、家電まで扱いは幅広く、大量に安く購入したい家庭には特に嬉しい選択肢でしょう。
日本国内では1999年の福岡初出店以来堅調に店舗網を拡大しており、今年新たに加わる「守山倉庫店」「石狩倉庫店」「熊本御船倉庫店」を含め30店の体制となります。新店舗のうち「守山倉庫店」は名古屋市内への初出店で、市中心部からは20kmほど、東名高速道路の守山スマートＩＣが至近と利便性の高い守山区内に建設されました。

この店舗は敷地面積34,600m²、延床面積32,500m²と既存コストコ店舗の例に漏れず大規模で、都市計画法に定める開発行為に相当すること、また現地は至近に流れる庄内川の浸水想定区域に含まれていることから、「ジオプールＡＥ - １」を用いた貯留槽を敷地内に埋設し、流入する雨水への対策としています。

ジオプールＡＥ - １は軽量な再生プラスチック製ユニットを積み重ねて貯留槽を構成しますが、その強度は市場の同類製品中でもトップクラスのＴ - 25相当（車両総重量25t 対応）を確保。当計画では従業員の出入りに加えトラックの商品搬入路にもなっている部分に設置されており、この荷重に充分耐えるものである必要があリました。

大分県西部に位置する竹田市。その市内山間部を走る「白丹竹田線」は地域の生活道路として欠かせない一般県道ですが、安全なすれ違いができない狭小区間が多く存在してい るため、これを解消する工事が順次進められています。
この道路整備において、道路脇を流れる川（一級河川大野川水系稲葉川） が近いため法面のある一般的な盛土拡幅工法では施工が難しい箇所において、「多数アンカー補強土壁工法」による垂直壁が計画、施工されることとなりました。

ところが工事が開始される直前になり、地元住民から「直下にある農業用水路に行くための階段を、壁面に付けて欲しい」との要望が寄せられました。それまで自然の斜面であったところが垂直壁となってしまっては行き来ができなくなり、遠回りを余儀なくされてしまうとのことでした。
「住民の要望に応えたい！！」しかし多数アンカー式補強土壁は設計上、後付けの階段を壁面材から支持するような負荷は全く考慮されていないため、階段を付けるとなると壁全体の設計変更になりかねません。そこで岡三リビックは、壁面とは別に自立式として設置できる「フリーステップ」をマッチング、これが採用となりました。

また壁面には排水路としてダイプラハウエル管も設置されており、これも岡三リビックが納入。その対応力の幅広さを物語っています。
多数アンカー式補強土壁工法など土木工法のメーカーとして設計を担いながら、全国ネットワークを駆使した様々な資材の商社機能を併せ持つ事で多くの選択肢から、周辺環境にも合致した最適解を導き出すことができるのが岡三リビックならではの持ち味「提案力」「マッチング力」です。