岡三マンスリー

「岡三マンスリー」は岡三リビックが毎月お届けする、トピック満載の広報誌です。
2000年10月から発行しております。

2014年以前のバックナンバーはお問い合わせください。

2018年 9月号

『 名勝の岩盤を往時の姿に 』- ロッキーステージ・斜面いろどり工法 -

 長野県松本市の白骨温泉を流れる名勝「隧通(ついとお)し」。岩盤を湯川の急流が削って穴を開けた天然のトンネルで、穴の大きさは高さ約6m、長さ20m。
今も絶えることなく水がトンネルを通して流れており、四季折々の自然の美しさを感じられる名所です。
 しかしこの隧通し周囲の岩盤は風化と浸食が進み、一部には崩落も発生。今後、大規模な崩壊が発生した場合、河道を閉塞しこれの決壊によ る下流域の氾濫などが懸念されました。そこで国土交通省松本砂防事務所では平成27年から補強工事を開始。名勝としてのイメージを壊さぬ よう景観に配慮した工事が進められることとなりました。
 当該個所はまずコンクリート擁壁で固めタイロッドや鉄筋で補強、そして元々あった自然の岩盤を再現するため当社の人工岩「ロッキーステージ」及びモルタル吹付「斜面いろどり工法」をその表面に施工しています。
 その着手にあたってはまず現地の三次元計測図をもとに縮尺模型を製作、これに往時の写真を参考に浸食が進む前の岩盤をイメージしたデザインとしました。現場にはこの模型を持ち込んで形状面の基軸資料としつつ、角礫岩に土石流堆積物が積層した複雑な岩の表情との違和感がないよう慎重に作業を進めました。
 この工事によって、一帯が国特別天然記念物「白骨温泉の噴湯丘と球状石灰石」に指定されている風情を守りつつ河川を健全に保つ両立を果たすことができました。

【物件概要】
発注者:国土交通省松本砂防事務所
工事名:白骨隧通し護岸工事
施工業者:サワンド建設株式会社
施工規模:ロッキーステージ約581.0m2
     斜面いろどり工法約214.7m2


【岡三マンスリー 9月号 PDF版】
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『 農業用水路 トンネルウレタン充填で長寿命化』- FRT工法 -

 去る7月18~20日の3日間、東京ビッグサイトにて「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2018/インフラ検査・維持管理展」が開催されました。同展示会はインフラの老朽化対策に関する最新の技術・取り組みを紹介、既に10回目を数えるイベントです。  岡三リビックはこの展示会に「農業用水路トンネル機能回復技術研究会」の一員として参加。研究会では「FRT工法」をアピールし、来場者からも大きな注目を浴びていました。
FRT工法は、(一社)農業農村整備情報総合センターの農業農村整備民間技術情報DデータベースBにも登録(登録番号1216)されている、ウレタンのトンネル背面充填による長寿命化対策工法です。
 従来、対策工としてはトンネル内面への増厚工法がありましたが、これは内部断面が縮小し送水能力が落ちてしまう欠点があります。しかしFRT工法では、トンネル背面にかかる圧力を空洞の充填により補正、均一化することで変状ひいてはクラックの発生を抑制します。背面の充填は従来「補修工法」の範疇ですが、同工法は「改修工法」なみの効果を発揮するため、費用対効果に優れています。
また施工においても、ウレタンを生成する発泡装置はバッテリー駆動でコンパクト、人力で搬送可能なため、充填材のための仮設プラントなどもいらないため直径1. 5m程度の小径なトンネルに対しても迅速な施工が可能です。

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2018年度 岡三マンスリーバックナンバー

  • 2018-10号『JCTランプ新設 多数アンカーが円満解決』- 多数アンカー補強土壁工法 -
  • 2018-09号『名勝の岩盤を往時の姿に』- ロッキーステージ・斜面いろどり工法 -
  • 2018-08号『日本の土台を新しく。』- 新たな岡三リビックのタグライン -
  • 2018-07号『阪和間交流を支える』- 多数アンカー式補強土壁工 -
  • 2018-06号『バイパス道をスマートに構築 』- 多数アンカー式補強土壁工 -
  • 2018-05号『下水管を止めず迅速更生 』- SWライナー工法 -
  • 2018-04号『大径ダイプラハウエル管で雨水対策 』- ダイプラハウエル管 -
 
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