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鳥たちの楽園とロッキーステージ

干潮時の葛西臨海公園の渚「三枚洲」

東京都の臨海部に広がる都立公園「葛西臨海公園」。都民の憩いの場として親しまれている自然公園ですが、1989年開園と比較的新しい空間で、東京湾沿岸の埋め立てによって失われた自然を集約する目的で整備された、東京都で唯一ともいえる自然海岸になっています。そのため、観覧車や水族館といった集客施設だけでなく、潮干狩りのできる渚や、野鳥観察のできる鳥類園といった自然と触れ合う空間もこの公園の中には含まれています。

カワウ

コサギ

その鳥類園は公園全体の整備から若干遅れた1994年のオープン。淡水の「上の池」、汽水の「下の池」、そして野鳥観察施設からなっています。ここで見ることのできる野鳥は水鳥や渡り鳥などを中心に、年間で百数十種いるとされ、休日ともなれば双眼鏡や望遠レンズ付きカメラを手にしたバードウォッチングのファンが多く来訪します。実はこの池は岡三リビックの人工岩「ロッキーステージ」が池の淵を飾っていて、柱状節理をイメージしたそのデザインはところどころに池の様子を伺えるのぞき窓がある観察用シェルターともなっています。

観察用シェルター

公園か完成した当時はまだ植えられた木々も若く「真新しい公園」という雰囲気を醸し出していましたが、25~30年経ったことで森も池も自然な佇まいを身に付け、新たにこの公園をねぐらに定めた鳥も多くいるようです。2018年にはこの葛西臨海公園が面する渚「三枚洲」が、なんとラムサール条約の登録地となる快挙を果たしており、公園の空間も含めた生物生息環境の保全整備に岡三リビックが少しでも関わったと思うと感慨もひとしおです。

施工当時の池とロッキーステージ

現在の池とロッキーステージ

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