お国自慢

岡三リビックの全国支店・営業所の社員たちが持ち回りで執筆しているコラムです。
地元のおすすめ、地域にまつわる豆知識など、面白くて役に立つネタが満載です。
※お国自慢は毎月発行の岡三マンスリーに掲載されています。
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2019年度

上淀廃寺跡

山陰営業所 渡邉 聖亮 2020.03

 私は入社21年目にして自分の故郷(鳥取県米子市)にある山陰営業所へ転勤となりました。
 様変わりして驚いた米子駅前や懐かしい場所など多々ありますが、今回は米子市淀江町の私の祖父の家から歩いて行けるほど近い場所で発掘された「上淀廃寺跡」について紹介します。

 ここは平成3年から史跡としての調査が行われ、出土した数千点に及ぶ粘土製の仏像や壁画の破片のなかに683年の建立をうかがわせる史料があったため法隆寺などと並ぶほど国内最古級の寺院であったことが判明しました。その規模も東西約200m、南北約100 mと地方寺院としては当時最大級だったとみられます。
 残念ながら平安時代中頃(11世紀初め)に火災で焼失しましたが、その出土品の質と量、貴重さから国史跡に指定され、寺の中核部分が公園として整備し直されています。

 近くには出土品の展示や寺院内部の様子を再現した施設「上淀白鳳の丘展示館」があり、私も足を運んでみましたが、1300年前に誘われた気分になりました。真向いには源泉を楽しめる「淀江ゆめ温泉」などもありますので、歴史を堪能して温泉で疲れを癒すのも良いかなと思います。

丸亀うちわ

四国支店 石井 智也 2020.02

 私の地元、香川県には特産品がいくつかあります。讃岐うどんや骨付き鶏が認知度が高いですが、ここでは歴史は長いが知名度の低い「丸亀うちわ」を取り挙げたいと思います。
 丸亀はうちわの国内生産シェアが全国の九割にも及びますが、特に丸亀うちわとして呼ばれるものは柄と骨が一本の竹から作られていて、一つ一つの工程が気の遠くなるような職人芸の手作業から生まれ、一本のうちわができるまで実に47に上る工程を必要とするものです。

 「骨師」と呼ばれる丸亀うちわの竹骨の職人さんは今ではたった3人。この数年は「後継者育成事業」として丸亀うちわに関心のある方々に工芸指導を行い、延べ200人以上が講座を修了しています。香川県うちわ協同組合連合会として、さらに技術の継承・発展と人材の確保・育成のため製作工程の技術・技法を身に付けた人を認定する「丸亀うちわニュー・マイスター」制の導入なども進めています。

 丸亀市には「うちわの港ミュージアム」という博物館があり、そこでは産業のルーツを辿れるほか、マイうちわの製作ができます。お近くに寄られた際には歴史と伝統のあるうちわにぜひ触れてみてください。

絶景!白糸の滝

リバイブ創新部 吉村 悠 2020.01

 私は静岡県で生まれ育ちました。静岡県にはたくさんの名所がありますが、今回ご紹介させて頂きたいのは富士宮市の「白糸の滝」です。
 日本各地、白糸の滝は一本の糸のような細い滝から幾筋もの水が流れ落ちる幅広い滝まで様々ですが、富士宮のものは富士山の雪解け水が、水を通す地層の新富士火山層と水を通さない地層の古富士火山層の境から湧き出しているものです。

 高さ20m・幅150mの湾曲した絶壁から大小数百の滝が流れ落ちているその姿は白糸の名にふさわしく、幾筋もの絹糸をさらしているよう。毎秒1.5tもの水量があるといわれ、その水温は年間を通じて12℃前後に保たれています。
 1936(昭和11)年、国の天然記念物に指定され、1950(昭和25)年には日本観光百選の滝の部で第一位に。2013年(平成25年)の富士山の世界文化遺産登録の際にも構成する資産のひとつとして選ばれました。

 ぜひ一度訪れてみて頂きたい素晴らしい場所で、行けばマイナスイオンに包まれてパワーアップ間違いなしです。滝の近くにはB-1グランプリ殿堂入りの富士宮焼きそばを出すお店もあるので、訪れた際にはこちらもお勧めします。

故郷の桜

業務管理部 山田 真理 2019.12

 私の故郷は宮城県柴田町船岡です。ご当地の名所といえば船岡城址公園と白石川堤一目千本桜が挙げられます。

 船岡城は西暦1200年頃に芝田氏の築いた山城で、江戸時代に起こった仙台藩の伊達騒動を題材としたNHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」の主人公・原田甲斐の居城として一躍有名になりました。残念ながら現在は城は跡形もありませんが、城址公園となった四保山の頂上からの眺めで往時を偲ぶことができます。
 城址からすぐの白石川堤は、宮城県から唯一「日本さくら名所百選」の地に選ばれた場所。毎年4月中旬ごろには白石川沿いの堤が満開のソメイヨシノやシダレザクラで桜のトンネルのようになり、毎年30万人からの花見客でごった返します。川沿いを通るJR東北本線の列車がこの付近で徐行運転する計らいもしてくれます。
 2015年には、白石川堤と船岡城址公園をつなぐ「しばた千桜橋」が完成し、橋の下を通る列車を絡めて写真が撮れると、撮り鉄にも早速人気の撮影スポットになっているようです。

 天気が良ければ蔵王連峰も望める白石川堤の桜並木、ぜひ一度シーズンに訪ねてみてください。

五年ぶり

北海道支店 髙橋 悠平 2019.11

 日本中がラグビーワールドカップで沸く中、プロ野球界では読売ジャイアンツが五年ぶり37度目のリーグ優勝を決めました。私は小学3年の頃、初めて両親に東京ドームに連れて行ってもらったのがきっかけで巨人ファンになり、それからずっと巨人一筋の人生を歩んできました。

 最近は広島東洋カープの3連覇など苦しい年が続いていましたが、今シーズンは前半戦終了時点で首位、2位と大差をつけていました。今年は楽に優勝できる、と思っていたのですが気がつけば2位がすぐ後ろに。
 それでも粘り強さで首位を譲ることなく優勝。勝利を決めた試合も今シーズン一番と言っていいくらい強い勝ち方でした。優勝が決まった瞬間は私も涙腺が崩壊し号泣しました。原監督と坂本キャプテンが喜びを分かち合って抱擁しているのを見て、坂本選手がキャプテンとなってから優勝していなかったこともあり、やっと男になったかと自分のことのように嬉しかったです。 彼は個人成績でも本塁打キャリアハイの大台40本。凄いとしか言いようがありません。

 自分で言うのも何ですが、こんなに熱が入る趣味があるのは本当に幸せです。これからも全力応援、オレンジを身にまとい続けたいと思っています。

ミュージカル

静岡営業所 櫻井 信介 2019.10

 私の妻は何を隠そう無類の演劇オタク。その影響で妻と子供の3人でよく観劇に行きます。今年5月、~戦う者の歌が聴こえるか~で有名な「レ・ミゼラブル」を観に帝国劇場に足を運びました。乃木坂46の生田絵梨花さんやお笑い芸人の斎藤司氏の起用も話題で、プロジェクションマッピングを使うなど舞台演出も非常に凝っていました。
とはいえ、ミュージカルの世界は独特。私の感じたミュージカルを楽しむポイントをお伝えしたいと思います。

▼その1「キャスト表を確認すべし」
 ダブルキャスト・トリプルキャストがある場合、組み合わせ次第で世界観がぐっと変わります。その化学変化を色々想像しながら開演を待ちます。
▼その2「立食でサンドイッチ」
 開演前や幕間に軽く腹ごしらえが出来ますが、麦酒やワインを飲みながら、みなサンドイッチを食べます。映画にポップコーンと同じです。
▼その3「感動は拍手で送るべし」
ここぞという聞かせる曲の後には、素晴らしかったという気持ちを込めて拍手を送りましょう。また演目後のカーテンコールには只管拍手で敬意を表します。そのため帰る頃には掌が真っ赤になります。

 不思議な魅力溢れるミュージカル、その醍醐味はやはり迫力ある演技と歌声そして俳優陣と観客との生の触れ合いでしょう。ライヴやコンサート等と同じ感動がそこにはあります。

「特技」サッカーの思い出

関西支店 羽田 康太 2019.09

 サッカーボールで遊び始めたのは幼稚園児の時。初めてボールを蹴った頃の記憶は今も残っています。サッカーと向き合うきっかけになったのはJリーグの試合観戦です。サッカーってこんなに盛り上がるんだ、私もスタジアムでプレーしてみたい、と思い、サッカーを本格的に始めました。

 小学校から中学校までクラブチームに所属し、中学では学校のサッカー部も掛け持ちで活動し、高校も大学もサッカー部に力を入れている学校に進みました。そんなサッカー漬けの学生生活で一番の思い出は、高2の冬の全国高等学校サッカー選手権大会です。
 高校サッカーでは一番大きいこの大会で自分もMF(ミッドフィールダー)として試合に出て地元・宮城で県予選を勝ち抜き、プロチーム「ベガルタ仙台」が使うスタジアムでの決勝に進出。TVカメラも入り観客席には大勢の人が応援に来てくださる、大きな注目の中で試合が行われました。
 結果は私達が2-0で勝利し、見事全国大会への出場が決まりました。試合が終わるホイッスルが「ピィッピィッピィーー」と鳴り響いた瞬間は今でも忘れられません。

 現在は社会人となってなかなかサッカーをする機会が作れず、体がうずうずしています。これからもサッカーに関わっていきたいと思っているので、身近でチームを探しています。

名古屋のみなと

中部支店 木村 彩乃 2019.08

 近年、名古屋の港エリアは再開発の動きが目立って活気に溢れています。昨年より運行している水上バス「クルーズ名古屋」の航路に沿って、名古屋港の名所をご紹介したいと思います。

 水上バスは名古屋駅南にある「ささしまライブ」という場所から発着、そこからは中川運河が海まで抜けていて、水上からの眺めを楽しみながら様々な観光スポットを巡ることができます。
 まず立ち寄るのは温浴施設の「キャナルリゾート」、そして中京圏初進出の「ららぽーと」を抱える「みなとアクルス」。ららぽーとには「蔦屋書店」やタピオカで有名な「ゴンチャ」など今までこの地方には無かった店舗も多くあり、たくさんの人で賑わっています。
 更に先に進むと、国内最大級のイルカショーやシャチの水槽がある「名古屋港水族館」、そして終点の金城ふ頭には2017年にオープンした日本初上陸のテーマパーク「レゴランド」、昔の鉄道車両の展示や最新のリニア新幹線に関する情報を発信する「リニア・鉄道館」等々、とても1日では回り切れません。

 横浜や神戸に比べたらちょっと魅力が少ない名古屋の港ですが、近年はこうして楽しい施設が目白押し。名古屋にお立ち寄りの際は是非、港エリアに足を運んで頂けたら嬉しいです。

酒処『信州』長野県

長野営業所 濱本 佳明 2019.07

 皆さんは酒処といえばどこを思い浮かべますか?
 一説に日本三大酒処は兵庫県「灘」、京都府「伏見」、広島県「西条」といわれていますが、実は長野県は蔵元の数が全国で2番目に多い酒処なのです。(1位は新潟県、3位は兵庫県)

 信州は「山紫水明」という言葉を体現するような、豊富で清らかな水源が育んだ豊かで美しい土地です。酒米「山田錦」「美山錦」もまた、この美味しい水のおかげで上質の酒造好適米へと育ちます。この水と米が揃うからこそ、旨い日本酒があるのです。
 避暑地としても有名な信州の夏は爽やかで、対して突き刺さるような冬の寒さがあり、これが大自然の恵みをもたらします。この気候風土に蔵元の手間暇が加わって生みだされた地酒には、ここならではの風味があります。

 個人的にお勧めの地元の日本酒をご紹介しましょう。
・「渓流 極辛」遠藤酒造場(日本酒度+16) スッキリとした超辛口
・「川中島 幻舞 吟醸」酒千蔵野(日本酒度+3) ふくよかな味わいと切れの良い酸味

 私自身、長野営業所へ赴任するまではあまり日本酒を飲みませんでしたが、最近は美味しい日本酒に出会う度に、ついつい仕事を忘れてしまいそうになります。

みかん

愛媛営業所 安井 正輝 2019.06

 愛媛県を代表する食べ物と言ったらやはり柑橘類でしょう。温州みかんや伊予柑だけでなく、デコポン、文旦、甘夏、レモン等々種類も豊富で一年中何かしらが収穫されています。

 中でもおススメはみかんの「真穴」と「日の丸」「デコポン」そして愛媛特産品種の「紅まどんな」「甘平」です。
 真穴と日の丸はどちらも温州みかんの改良型。海沿いの斜面で生育され日当たりの良さや海からの反射でぐっと甘みが増しています。
 紅まどんなはゼリーのような果肉が不思議な新品種。甘平はみかんとポンカンの交配種で、形は平らで大きく、甘みが強いのが特徴です。

 日当たりのよい山腹地形がみかん栽培に適し愛媛みかんの発祥の地といわれているのが宇和島市ですが、その地形が災いして平成30年の西日本豪雨ではがけ崩れが多発しました。この時の畑やため池への農業被害は推計150億円ともいわれています。
 危機に陥った宇和島市でしたが、それでも残った畑で頑張って生産されたみかんが出荷され、相変わらず甘くおいしいのに変わりはありませんでした。愛媛では、個性豊かなみかんとその仲間達が次々と出荷を待っています。

有数の金運パワースポット

東北支店 今泉卓也 2019.05

 宮城県中部から太平洋に突き出た牡鹿半島の、さらに突端に浮かぶ孤島「金華山」。ここに鎮座する「黄金山神社」は日本五弁天のひとつに数えられており、金運や財運にご利益があることで有名です。

 金華山は恐山、出羽三山と並ぶ奥州三霊場のひとつ。島全体が神域となっていることから神社関係者以外は住んでおらず、神の使いとして保護されている鹿の数の方が圧倒的に多く(500頭ほど)なっており、来訪者に危害が及ばないよう大勢で雄鹿を取り押さえて角を切る「神鹿角切り行事祭」が毎年10月に行われます。ここ金華山や奈良の春日大社、広島の厳島神社など鹿のいる神社でしか行われない珍しい行事です。

 島へは女川町もしくは石巻市から船で行くしか交通手段がありませんが、元旦の午前零時から執り行われる「歳旦祭」では特別に御本殿に昇殿参拝できることからご利益にあずかろうと日本各地から参拝者が訪れます。
 「3年続けてお参りすれば一生お金に困らない」という言い伝えもありますので、ぜひ一度といわず三度訪ねてみてはいかがでしょうか?

高田城100万人観桜会

新潟営業所 齋藤 浩幸 2019.04

 私が10年間赴任していた新潟県の上越市には「観桜会」という桜祭りがあります。観桜会が行われる高田公園は、旧高田城の城跡です。
高田城は1614(慶長19)年、徳川家康の六男・松平忠輝公が伊達政宗の助けを借りて築城し、天守閣や石垣がないながらもわずか四カ月で完成したといわれています。石垣の代わりとなる土塁は、本丸のもので10m近い高さがあります。

 1909(明治42)年、陸軍が城跡に第十三師団を置いて2,200本の桜を植樹したのが桜の名所のはじまり。1917(大正6)年には市民が城跡内に入って鑑賞することが許可されるようになりました。
当初は自由に散策もできませんでしたが、1926(大正15)年、売店や興業の許可を得たうえでその美しさを全国にも宣伝し、第一回目の観桜会が開催されました。

 現在、公園の広大な内堀と外堀をはじめ、その周辺には約4,000本の桜が咲き誇り、約3,000個のぼんぼりに照らされて映える夜の美しさは、日本三大夜桜の一つにも数えられています。
今年も観桜会が4月1日から開催予定ですので是非上越市にお越し下さい。

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